代々木公園入口にはこのような案内看板が置かれていました。
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会実施に伴い、東京都及び東京2020組織委員会が共同開催する「東京2020ライブサイト」の設置・撤去工事及び本番運営のため、上記マップに記載の各エリアにおいては、それぞれ該当する期間の立ち入りを制限させて頂きます。
ちなみに青いラインのところがランナーの練習場所として利用者が多い1160mのコースです。
こちらは1160mコースのスタートとして使う場合が多い噴水前ですが、既に立ち入り禁止となり、警備員が立っています。
立ち入り禁止区域を反時計回りに一周してみることにしました。
今日も日差しが強いけど、木の繁った中を入ると、暗くなり、涼しさを感じます。iPhone12proは非常に明るく写すので、実際の視覚ではもっと暗くなります。
落ち葉を踏みしめる乾いた音を聞きながら、また涼しい風が心地よい。
<スポンサーリンク>1160mの周回路全てが閉鎖されているわけではありませんが、今後は工事車両の出入りが激しくなるのでしょう。
1160m周回の内側に1日数万人を集めるパブリックビューイング会場を作るわけですが、その会場設営のために邪魔になる内側の樹木が伐採されるようです。
伐採対象の木々は、高さ8m以下と発表しているようですが、8m以下の木々はたくさんあるので、かなりの本数が伐採されるのでしょう。
もう、これらの光景を見ることがないと思いながら写真を撮りました。
立ち入り禁止シートを張り巡らす準備中の箇所もあります。
オレンジの柵の内側の木々を見ると、気のせいか悲しそうに見えます。多分、私が悲しい気分になっているからでしょう。
これら小さな木々でも日陰を作っています。
薄汚れてはいますが、樹木生育区域の案内図があります。
柵の内側にベンチはありますが、座れません。
かなり太い樹木がありますが、こちらは伐採対象外なのでしょう。大きな木は残すけど、これから育つ若い木は伐採する。オリンピックのために邪魔になるから伐採する。
木の密度が少ないところは、日差しが強そうですが、東京オリンピックの季節は相当暑いでしょう。
ドッグランはそのまま使えるようです。
近所に住む犬を飼う方々にとってはドッグランは必要不可欠な場所なのでしょう。
一方で、中・高校生や大人が思いっきり走るための陸上競技場は閉鎖されるのは残念です。
<スポンサーリンク>この辺りから、また1160m周回の道は立入禁止になります。
その外側を歩きました。
工事車両の近くに報道関係者がいました。何を報じているのでしょうか?
今日から立ち入り禁止なので、まだ工事車両は少ないけど、本格化したら相当な工事になるのでしょう。
木々は日陰を作り、散歩したりランニングする方を日差しや暑さから守ってくれましたが、工事後にはどのような光景になるのでしょう。
代々木公園はGPSの距離が狂いやすいと言われていますが、正確に測れるコースになるのかもしれません。
樹木は枯れてきたり、広がりすぎると台風などで、倒壊することがあり定期的に伐採を含めた手入れは必要でしょう。ただ、するかしないか分からないパブリックビューイング会場を作るために邪魔だと、年数かけて育った木々が伐採されるのは悲しくなります。
<スポンサーリンク>織田フィールドに足を伸ばしてみました。
工事予定など掲示されています。
陸上競技場の工事のお知らせが掲示されています。
つい最近までこの中を走れていたのに、今はフェンス越しに眺めることしかできません。
オリンピックと言う競技については賛成でも反対でもありませんが、子供たちの成長や、大人の心身の健康を守る場を奪う場になっていることについては、大きな声で反対です。
さて、この記事を書いているタイミングで、パブリックビューイング会場を中止にする方向で動いていると言うニュースが入ってきました。
今日から工事だと宣言しておいて、その初日に中止報道がでるって、どれだけ迷走しているのでしょう。
ただ、本来、伐採される必要がなかった木々がそのまま残るなら良いことでしょう。
今回、感じたことは、これらの木々が伐採されるかもしれないという目線でフォーカスすると、1本1本の木が愛おしく見えてきたことです。