昨日の午後練は2人の男性が体験参加していただき合計5人で開催しました。
1時間少しの練習会ですが、このようなフォームが、
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午後練は走り込んだり、スピード練習したりの練習会ではなく、自分がどう走ってるかの気付きの場です。
カッコ良いフォームで走りたい
効率的なフォームで走りたい
と思っていても、そもそもどんなフォームがカッコ良いか、効率的かを自分の言葉に出来なければ、辿り着けません。
また、その理想のフォームを言葉に出来たとしても、自分自身がどう走っているかがイメージ出来なければ、近づけることはできません。
そのギャップや不足分を埋めるために午後練は身体も使うけど、頭も使ってもらいます。
動き作りのドリルもしますが、一番大事なことは、
・何のためにそのドリルをしているのか?
・そのドリルをする時に意識すべきことは何なのか?
・そのことはランニングにどう結びつくのか?
を、指導者は参加者にしっかり伝えて理解してもらうことだと思ってます。
理解しないでやっても効果はほとんどありません。
また、日常生活を含めて練習会以外でやって欲しいことを伝えていますが、納得感がなければ続けられません。
何のためにそれをするのか?
それをしたらどうなれるのか?
それをすることで変わっていく自分がイメージできるかどうかが大事です。
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2人の体験参加者のフォームの変化です。
Hさん before
後傾しているので、接地時に上体がまだ後ろになります。この後腰がさらに落ちます。
Hさん after
しっかり接地に乗れるようになりました。
Kさん before
ストライドを伸ばそうとする意識が強く、接地時に上体が間に合いません。結果接地時にブレーキがかかり身体の沈み込みが大きくなっています。
Kさん after
サブ3.5できていないランナーには見えません。上体の真下で接地する感覚を掴んだようです。
少しのヒントと、一生懸命考えてもらうことで大きく変わります。
また自分で考えて動いたことは、一晩寝ても忘れません。
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また、先週同様、ランニングネックレス カーネルを使って実験をしました。
広場にある切れ目に沿って一列に立ち、その場で足踏みを30秒間してもらいました。
画像はスタート直後と、終了時です。
まずカーネルなし
右の2人の位置はほとんど変わりませんが、激しく動いている方もいます。
カーネルあり
ビニール袋に入れたカーネルをポケットに入れただけです。首に巻かなくても効果は変わらないそうです。
先ほどと比べると移動距離はかなり小さくなりました。特に激しく動いていた真ん中の二人がかなり変わりました。
再びカーネルなし
かなり動きは大きくなりました。
5/17ウルプロ午後練 〜KERNEL(カーネル)を体験して驚く〜 で先週した時のことを書きましたが、今日の五人は全員身体のバランスが良くなったと話していました。
カーネルを使うと接地がしやすくなり、地面を押しやすくなると話す人もいますが、それは前後のバランスが良くなるのでしょう。前後左右のバランスが良くなることはランナーとっては凄く大事なことです。
公式ページも合わせてお読みください。
それと前後してスクワットと、レッグレイズ、腕振りを中心に実践しました。
鍛えられた二人の体験参加者も、筋トレはキツかったようです。
練習を終えて同じシャワー施設を使用している四人で帰りながら、フォームの復習をしてもらいました。
どこまで行くかを私が指定して3人にペースは気にしないで走ってもらったりしました。かなり速いペースになります。体験参加の二人に聞くと驚くくらい身体が前に進むとのこと。
そこで、二人に今までのキロ5の感覚で時計をみないで300mくらい走ってもらいました。私もついて行きましたが野辺山明けの私にはキツイペースになりました。
止まって二人にペースを見てもらうと、4’10/kmと4’20/kmで二人とも驚いていました。
4’10/kmの方はさすがにこれはキロ5ではないと思いつつも4’45/kmくらいと思っていたようです。
今までほぼ全力に近かったペースがこんなに楽に走れるとは・・と話していました。
結局今までは前に進む推進力を無駄にロスしていたのです。そのロスを1時間少しの練習会で気づいてもらい修正しただけです。
今回も練習会後にアスリチューン・スピードキュアで素早いリカバリーに繋げました。
今回の体験参加の二人もウルトラプロジェクトに入会して、フルマラソンの底上げとともに、ウルトラマラソンにチャレンジしていきます。
二人からいろいろな練習会に参加したけど、こんな気付きがある練習会は初めてだと話してくれました。
それは気づこうとする気持ちがあるから気付けるのだと思います。今まで、一生懸命悩み、考え、試行錯誤したから気付くのです。何も考えていない人なら気付けないと思います。
そんなメンバーが集まってくれるのは嬉しいです。
引き続き、体験参加は受け付けておりますが、1回の練習会について人数制限がございますのでご連絡ください。