100km8時間以内で走る女性ランナー 〜8時間以内の日本の女性ウルトラランナー一覧〜 2019年6月30日現在

(2019年7月11日)2017年、2018年にアップした下記記事に2019年のサロマ湖ウルトラマラソンの結果を追加しました。

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先ほど、男女問わず6時間40分以内で走るランナーについて以下のように投稿しました。

キロ4より速く100km走るランナー 〜6時間40分以内の日本のウルトラランナー一覧〜2019年6月30日現在

続いて、女性ランナーについて100kmの日本歴代ランキングをまとめてみました。

2016年の作成時、男子同様20人程度にしようと調べたところ、8時間以内で走ったランナーが22人いたのと、男子同様、世界選手権の日本代表に選出されるタイムの目安が近年は8時間のためこの基準で一覧表を作成しました。(現時点では24人)

8時間以内というタイムはかなり速く、平均4’48/km(5km24分)で走り続けることで達成できるペースです。参考までに女性でサブ8を達成するランナーのフルマラソンのタイムは2時間55分前後です。

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今回の集計も前回までと同様、100kmマラソンの公認記録についてDUVウルトラマラソン統計(通称 DUVサイト)の歴代ランキングと年度別ランキングに掲載されている公認大会のタイムのみ掲載させていただきました。

ウルトラマラソンをしている方は、DUVサイトで自分の記録を調べてみてください。サロマ湖など走った方であれば、自分は世界ランキング何位なのか分かりモチベーションが高まります。

ちなみに私は2015年の100kmは386位で、2017年の24時間走では184位でした。

*以下出典はDUVウルトラマラソン統計(通称 DUVサイト)やサロマ湖100kmウルトラマラソン公式ページです。

歴代順位-記録-名前-開催年-(8時間以内の回数)敬称略

  1. 6:33:11 安部 友恵 2000
  2. 7:00:28 櫻井 教美 2007(5)
  3. 7:11:42 川口 紀子 1996
  4. 7:23:56 翔 ひろ子 2007(7)
  5. 7:30:23 堀田 麻樹子 2002(3)
  6. 7:32:50 藤澤 舞 2019(11)
  7. 7:33:36 片山 志保 2012(4)
  8. 7:36:39 望月 千幸 2015(4)
  9. 7:37:21 加納 由理 2017
  10. 7:38:03 関谷 彰子  2002(3)
  11. 7:38:52 太田 美紀子 2019(8)
  12. 7:39:51 松本 久昌 2016(2)
  13. 7:44:58 兼松 藍子 2017(5)
  14. 7:47:07 安曇 樹香 2018(2)
  15. 7:48:05 工藤 真美  2012(2)
  16. 7:48:08 松下 栄美 2006(3)
  17. 7:49:33 楠瀬 祐子 2018(2)
  18. 7:49:53 井筒 一穂 2004(3)
  19. 7:54:08 落合 尚美 2011
  20. 7:54:24 小田 有希子 2012
  21. 7:55:02 野口 寛子  2000
  22. 7:57:19 伊藤 夕子 2012(2)
  23. 7:58:08 山澤 洋子 2008
  24. 7:59:14 太田 尚子 2008

*赤の下線を引いた選手は2018年6月30日以降、8時間以内のタイムを出した選手

男子を含めても上位にランクされた安部友恵選手の6:33:11は世界最高記録で群を抜いていますが、櫻井教美選手の7:00:28も世界歴代2位の素晴らしい記録です。

また7時間30分以内の記録を持つランナーは過去4人しかおらず、2007年を最後に12年間現れていません。

ただ男子も一昨年から急激にタイムが伸びたように、女子もきっかけ一つでタイムはまた伸びて行くでしょう。

昨年の100km世界選手権日本代表の藤澤選手、太田選手、兼松選手、楠瀬選手に加えて、サロマ湖で2年連続して8時間を切った安曇、そして新たにウルトラマラソンにチャレンジするランナーが切磋琢磨する中で一気にサブ7.5を切るレベルで競い合う時代がくるでしょう。

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6番目にランクされている藤澤選手は私が調べた公認大会だけでも8時間以内を11回達成していますが、現在も自己ベスト更新を続けています。

また、15位にランクされている工藤選手は日本で唯一24時間走で250kmを超えている女子ランナーで、2018年12月にアメリカのHerron,Camille選手に破られるまでは世界最高記録(24時間走トラック)保持者でした。

24時間走 250KMオーバーの日本のウルトラランナー一覧

近年は、ウルトラマラソンを走るランナーが増えてきました。また2017年のサロマ湖で板垣選手が世界記録に迫る走りをして、2018年のサロマ湖では風見選手がついに世界記録更新しました。

また24時間走世界選手権で石川選手が優勝した際は、マスメディアに取り上げられました。そのような時だからこそ、その礎を作ったランナーのことをもっと知って欲しいと思います。

ちょうど2017年にこの記事を書いていたところ、某主要メディアからある選手のことを紹介してほしいとの連絡が入りました。本人に連絡をとり繋ぎましたが、ウルトラマラソンが徐々に認知されているのを感じます。

世界で戦いたい。日本代表になりたい。という夢はオリンピック種目を目指すアスリートだけのものではなく、ウルトラマラソンやトレイルランニングで頂点を目指すアスリートにとっても同じです。

そのような夢に向かって一生懸命頑張っているアスリートのことを多くの方々に知ってもらうことも、一つの応援の方法だと思っています。

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話は変わって、2017年に投稿したキロ4より速く100KM走るランナー 〜6時間40分以内の日本のウルトラランナー一覧〜をFacebookページに掲載したところ、ベストタイムが6:36:34の小島成久選手からこのようなコメントをいただきました。

「ウルトラやってフルが遅くなるは間違い。遅くなる練習しかしなくなるから(遅くなる)ボクらは100kmの直前のトラックレースでもガンガン走ってましたし、短い距離でも自己ベスト出せるくらいの練習をしていた。要はウルトラに対する考え方と練習のやり方次第。」

小島成久選手は1991年から2000年にかけて8回100kmを完走し全て6時間台という伝説のランナーですから嬉しかったです。

そして小島選手も、ウルトラマラソン走るとフルマラソンが遅くなる??は間違っていると話しているのです。

小島選手が最後に6時間台で走った2000年のサロマ湖は男子3位総合4位でしたが、その時は女子の安部選手が男性含めて総合2位に入りました。そしてその時に初めて100kmにチャレンジし7時間15分で6位に入ったのが能城選手で、能城選手はその翌年2001年に初めて6時間台で走り、今年2017年にも6時間台で走ったのです。小島選手も能城選手も長い間、第一線での活躍は凄いことだと思います。



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