信越五岳トレイルランニングレース110KM①〜無事完走〜 から続く
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今回はスタートからフィニッシュまで時系列に書くのではなく、思うがままに書いていきます。
スタートからフィニッシュまで、1箇所でしか水やスポーツドリンクをもらえないハセツネと違って信越五岳トレイルランニングレース(以下 信越五岳)は110kmでも公式エイド9箇所に、私設エイド1箇所の合わせて10箇所で少なくとも水は入手できます。
単純計算だと10kmに1箇所ですが、スタート〜菅川と、バンフ〜熊坂のエイド間は17kmあります。
私はバックパックの胸に差し込む500ccのハードボトル2個と予備のソフトフラスク(中身なし)を持ってスタートしました。予備のソフトフラスクはボトル破損や想定外の暑さの時への備えです。ハードボトルなら破損することは滅多にありませんが、ソフトフラスクやハイドレーションは水漏れリスクがあるので予備は持った方が良いです。
スタート時は、モルテンドリンク320を500ccと、塩分多めのスポーツドリンク500ccを身につけて走りました。
天気予報から暑いレースになることは分かっていて、さらにスタート時間が走りやすい時間帯である5時30分予定が30分遅れたことなどにより、いつもより水分消費は激しくなると考えていました。
しかしスタートから17kmの菅川ウォーターエイドで補充が必要なかったのでスルーしました。斑尾山を登って下ったスタートから22kmのバンフでも、モルテンドリンクは半分以上残っていたので、17km先の熊坂エイドまでは、ここまでと同じ量があれば大丈夫と、モルテンドリンクはそのままに、もう一方のボトルに500cc入れて素早くスタートしました。
ゲレンデ登りや斑尾山登りがある22kmを750ccで足りたのだから、後半は下りの林道区間のある17kmだから750ccで足りると判断したのです。
しかし、袴岳に登る区間から日差しが強くなりグングン気温が上がり、木陰になってる場所はまだしも、そうでない場所は暑い。
水を被りたいところが、足りなくなるので被れない。喉の乾きを潤す欲求のまま水分補給すると胃腸障害を起こすので少しづつ飲むも減っていくのが分かると焦りが出てくる。
下山してからは砂利道の林道なので、通常であればガンガン走れる場所ですが、今回はそのような走りは出来ず、走ったり歩いたりしながら先に進んだ。また暑さから睡魔に襲われ始めたのもこの区間だった。
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このレースの100マイルや、ONTAKE100などのように夜間・深夜スタートのレースでは、スタートしてすぐ眠くなることはあるが、明るい時間にスタートする信越五岳110kmで過去この時間に眠くなったことはなかった。
長時間に及ぶウルトラマラソンやウルトラトレイルではレース前の睡眠は非常に重要な要素です。
今回は、宿泊が妙高エリアになったことは仕方がないと思ってましたが、そこに予期せぬ出来事が重なり、7時間睡眠を確保したいところを4時間少しになってしまいました。
自分自身の不注意でもなく、まさか?の出来事ですが、変えられないことを考えても仕方がないので、受け入れるしかありません。また過去にこれより短い睡眠時間だったことはあるので気にしないことにしました。
そもそも完走も厳しい状況だったので、トラブルを楽しんじゃえって気分でした。
こちらはスタート前の画像ですが、こうして見ると既に眠そうでした。
したがって睡魔が来た時も、なぜ睡魔が?と慌てることもなく、眠くなって当然と焦らず対処を考え実行しました。
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睡魔対策としてアスリチューンのカフェイン入りや、ガラナエキス由来のCNC(Catalyst Natural Caffeine)は持ってますが、水切れに近い状態で摂取すると胃腸の調子を崩しそうなので、次のエイドステーションの熊坂で水を被って身体を冷やして睡魔を抑えることにし、ここはじっと耐えることにしました。
水もラスト2kmくらいで飲みきりましたが、なんとか間に合いました。
熊坂エイドに着くと、水を被ってから水分補給をしました。
そして、酵素サプリメントのCAE(Catalyst Athlete Enzyme)を飲んでからフルーツやトマトを食べ、その後カフェインのCNC(Catalyst Natural Caffeine)を飲みました。
今回は、喉が渇いた状態でエイドについて一気に水分補給をしましたが、以前同じような状況で胃腸障害を起こし気持ち悪くなった経験があるので、消化吸収をよくする狙いで酵素サプリメントを飲みました。
また、カフェインは胃腸を荒らして、気持ち悪くなることもあるので、私は何かを食べてから飲むようにしてます。
この酵素サプリメントCAE(Catalyst Athlete Enzyme)は、その後も定期的に消化吸収をよくする目的で摂取しました。胃腸の強さには個人差がありますが、私は気温の高いレースではかなりの確率で不調になります。そこで日常生活(夕食前)での摂取に加えて、今回のレース中にもCAEを使いました。終盤の瑪瑙山周辺で急に気温が下がったことなどから多少気持ち悪くなりましたが、この寒暖差の激しい21時間以上のレースで終盤まで食欲を保てたことは収穫でした。
ちなみに笹ヶ峰エイドでは、カレーライスをしっかり食べることができました。
また、今回のように歩く時間が増えると睡魔との戦いになりますが、黒姫まではカフェイン量を調整できるCNCで行きました。そこからは睡魔が強くなってきたのでアスリチューン・ポケットエナジーのカフェイン入りを飲むことにしました。
ある程度のスピードで走るレースでは、飲みやすいように事前にゼリーを潰しておきますが、今回はゼリー感を楽しみました。睡魔に襲われそうになったら、カフェイン入りのポケットエナジーにして、そうでないときはオレンジ味のポケットエナジーと使い分けました。
飲みやすさにこだわったアスリチューンオススメです。
トレランレースでの補給量に関しても今回気づきがありましたが、それは別に書きます。