ウルトラプロジェクト®︎を立ち上げる前に連載した『週2時間 週25キロで目標達成する練習』については多くの方からコメントやメッセージをいただきました。その記事を読んでウルプロ®︎に入会したメンバーもいます。
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ウルプロ®︎練習会の水曜日定期練習会の開始時間は19時40分です。19時開始の練習会が多い中で40分遅くしたのは、仕事が多忙なメンバーが少しでも参加しやすくするためです。それでも仕事が忙しく中々参加できないメンバーもいます。
働き方改革などにより、以前と比べて自分の時間を作りやすい環境には変わった方もいるでしょうが、全く変わっていない方も少なくないと思います。
練習時間は自分で作るものという方もいますが、それは作れる環境にいる方の視点であり、思うように時間のコントロールができない方もたくさんいるのです。
私自身、以前はそのような環境にいたので、練習時間を確保できないランナーの気持ちは分かります。少しでも役に立てないかと考え、当時連載したのです。
数年前の記事なので、少し追加修正したい箇所はありますが、当時のまま残したいので、新たに書くことにします。
当時のまま残したい理由は、その記事を読むと私自身がその当時の出来事を思い出すことができますし、その記事を読みながら練習した方も同様だと思うからです。
参考になることも、参考にならないことも、そんなの知っているということなど、読まれる方によって様々だと思いますが、腑に落ちた部分だけでも試してみてください。
まず、この記事を読まれる前にお伝えしたいのは、練習する時間があるなら練習した方が目標に近づけるということです。
この記事を書くのは、仕事や勉強、家庭の事情などにより、練習時間を作れないけど、速くなりたい、目標達成したいという方のために書くのです。
また、走る時間は作ろうと思えば作れるけど、ランニングだけではなく、いろんなことを楽しみたいから、短時間で効果を高めたいという方の参考にもなると思います。
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私の経験や考え方など
今の私は練習時間を作ろうと思えば作れる環境にありますが、会社勤めをしていた頃は、嫌になるくらい走る時間を確保できない時期がありました。もう会社勤めをやめてから5年半経つので、現在は社会環境含めてだいぶ変わってきていると思います。また当時勤めていた会社も、その部署に異動する前はある程度自分で時間をコントロールできていたのだから、部署や立場によって大きな違いがありました。その辺りは今でも変わってないようで、多忙なウルプロメンバーに聞くと、定時で帰れる部署もあるのに自分の部署はいつも深夜になるなんて話しています。
深夜帰宅や休日出勤が続くと、平日の練習会に参加するどころではなく、いかに睡眠時間を確保し体調を崩さないようにするかを考えるレベルの生活でした。それでも走ることは諦めませんでしたが、練習は週1回、月に100キロ程度しか走れない時期が続きました。
それでも、2012、2013年のサロマ湖100キロウルトラマラソンはそれぞれ8時間台で走り、自己ベスト更新しましたが、さすがに週1回の練習では、基礎になる走力は徐々に落ちて行くので、この頃のフルマラソンは3時間10分を切るのが精一杯でした。
週二回練習出来れば何とかなる
ただ、当時も平日1回、週末1回の週2回練習が出来ればタイムを上げることが出来る感覚は持っていました。
それは、サブ4を目指していた時期も、サブ3.5を目指していた時期も、3時間15分を切ってサブスリーを目指した時期も平均したら週2回の練習だったからです。
練習時間は作るものだという言葉は否定しませんが、ランニングの時間を作ろうと頑張っても作れない環境の方は少なからずいます。
飲みに行く回数を減らしたり、違う趣味に使っている時間を振替たり、朝少し早起きれば走る時間を作り出せる方もいれば、走る時間を作るより睡眠時間を確保したいというギリギリの方もいるのです。
睡眠時間を削って練習して目標達成した。という成功体験を紹介したランニング雑誌の記事を読むと、その方は目標達成に向けて努力したことは分かりますが、そのような記事を読んで、自分はまだまだ気持ちや頑張りが足りないと無理して欲しくないのです。今は雑誌よりSNSで友人が頑張っている投稿を読んで、練習できていない自分と比較してしまう方も多いように感じます。
目標達成に向けての思いの強さや、その背景はさまざまですし、必要な睡眠時間も人それぞれ違います。また短期間であれば睡眠時間を削っても何とかなると思いますが、長期間になると走力が落ちるという以前に心身にも支障が出てきます。
周りのランナーが自己ベスト出すなど伸びてる中で、思うように練習出来ないもどかしさは分かりますが、そのような環境であれば、その中で出来ることをするしかありません。
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私がお手伝いできること
そのような方々に向けて、私がお手伝いできることは短時間でも効果の上がる練習メニュー案を紹介することです。
これからしばらく、1週間の練習メニュー案と、それにどう取り組むかなど掲載するので、自分用にアレンジしてください。
週2時間もしくは週25kmを目安に作りますので、その時間も取れない方は、できる範囲でやってみてください。
余談になりますが、今にして思うと、私はランニングのためというより、自分の置かれた環境を変えたくて会社を辞めましたが、それは辞めることができる環境にあったということです。また25年間お世話になった会社でいろいろ学んだことが基盤になって、今の私の活動を支えています。会社生活では様々な経験をしましたが、今でも自分がそこで一生懸命働いたことは自分自身の宝だと思ってます。