日本陸連主催ランナー向けイベント開催の意味と目的

この日曜日にJAAF日本陸連主催の1000m、5000mタイムトライアルが夢の島競技場で開催されました。

日本陸連主催と言うとエリートランナー向けの大会と思われた方も少なくないと思いますが、これは18歳以上であれば誰でも参加できるランニングイベントです。

JAAF RunLink RUNNING DAY

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このランニングイベントが開催されたことは、参加した方の投稿で知りましたが、ホントに日本陸連主催のランニングイベントが開催されたの?とちょっと驚きつつ嬉しかったです。

東京マラソン実質中止(厳密には参加者1%未満に絞って開催)により、参加規模関係なく、随分先の大会まで中止していくのを見ると、行政が主体の大会だと厚労省からあのような通達が出ると開催するのは難しいと思いつつも、割り切れなさを感じました。そして、得体の知れない負のオーラに満ちた空気に日本が急激に汚染されていく恐怖感を感じています。

なぜ、プロ野球やJリーグはよくてマラソンはダメなのかと私も考えてしまいがちですが、様々な準備と対策をした上で開催判断をしたイベントを例えに出すこと自体がよくないと感じてます。それは現時点ではマラソン大会は開催できる程度の状況と考えつつも、マラソン大会を中止にするならプロ野球やJリーグも中止にしないとおかしいということになってしまうのです。

新型コロナウイルスは空気感染しないようですが、悪い空気感や雰囲気は感染していきます。

先日数百人の方が答えてくれたアンケート結果を見ると、6割の方がマラソン大会は開催すべきで4割の方が中止すべきと考えていましたが、開催されたら8割の方は参加すると回答しました。

この設問を設けたのは、実際本音はどうなんだろう?と思い、その方々はなぜそう考えているのだろう?と思ったからです。

合わせてお読みください。

8割以上は大会が開催すれば参加する。〜開催反対の過半数は参加するとした理由とは?〜

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中止すべきだけど、開催したら参加すると回答いただいた方の回答は上記記事に修正なく掲載しているのでお読みいただきたいのですが、私はこのような理由だと要約しました。

・場所と規模によっては開催すべきと思っている。

・感染リスクは低いし、自己防衛できると思っている。また自己責任だと思っています。

・今の状況(空気感)であれば中止にすべきと思いつつ、やっぱりランナーだから走りたい。

と考えているのです。

これらの回答した方の考えは間違っているとは思いません。開催も参加も反対と言う人はもちろんいるし、開催すべきだしもちろん参加すると言う方もいます。何回も書いてますがさまざまな考え方があって当然だと思います。

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さて、冒頭に書いたJAAF主催のランニングイベントを開催した意味と目的がこちらに書かれています。

僕は「やる」という判断をあえてします。

この記事の中で私が大事だと思ったことを箇条書きにしました。

・東京マラソンは単に3万8000人が走るランニングイベントではなく、100万人を超える人たちを巻き込む大規模イベントであり、東京マラソンの判断全てが、他の大会にも該当するわけではない

・行政の立場からイベントの開催可否を判断する場合に「可」と判断するのは困難。

・日本陸連は陸上ファンや競技者が喜ぶことをやるべきであり、コロナウイルスのような判断が難しい状況で、限りなく「否」に近い状況においては「可」の可能性を探るのが日本陸連の役割。

東京マラソンが一般の部をやめたから、中止するという理由につながったなら、日本陸連のRunLinkがやるのなら開催するという理由付けが主催者はできる

日本陸連の危機感が伝わる記事です。

私は東京マラソンの実質中止は天皇陛下の一般参賀中止もあり日本でも屈指の巨大イベントであり、ある程度は仕方がないと感じています。(なぜ仕方がないと思ったかは焦点がボケるので別に書きます。)ただ、この中止発表を聞いた時にこれは他の大会に一気に波及すると思いました。その発表前日に青梅マラソンや京都マラソンなど日本全国で大規模マラソンが開催されましたが、これで一気に空気が変わってしまう。その流れは中止を決めた東京マラソンの主催者が、東京マラソンは特殊な状況であることを発信してくれないと、ドミノ倒しは止まらないと思ってましたが日本陸連がその役割を担ってくれました。

今でも開催を迷っている主催者はたくさんあると思いますが、小規模とは言え、日本陸連主催のイベントがこの時期に開催されたことは非常に大きいです。



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