
当時の投稿はこちらです。コメントも読めます。
<スポンサーリンク>9年前の今頃UTMFにエントリーしたようです。
2011年と言えば東日本大震災のあった年で、当時は損保ジャパンに勤務していて、早期退職を決めた時の部署に異動する前の部署にいたのだから随分前のことです。
さて、今回紹介したいのは、この短い投稿と、その投稿に関するコメントを読むと、現在とは随分変わったと感じたことがあったからです。
参加費24,000円は当時非常に高いと感じた。
当時、24,000円(正確には24,200円)の参加費は非常に高いと感じていました。(現在は36,000円)
この頃エントリーしていた大会を調べてみると、かすみがうらマラソンが5,200円でした。
その他の大会の参加費を調べて、合わせて現在の参加費と比較するとこのようになります。
【トレラン】
ハセツネ30K 6,200円 → 2020年 10,000円
【ウルトラマラソン】
チャレンジ富士五湖100km 15,200円 → 2020年 20,000円
奥武蔵ウルトラ 9,200円 → 2020年 9,400円(参加賞ありは9,900円)
【フルマラソン】
かすみがうらマラソン 5,200円 → 2020年 7,000円
つくばマラソン 6,200円 → 2019年 7,500円
別大マラソン 7,200円 → 2020年 10,000円
東京マラソン 10,000円 → 2020年 15,000円
【30km未満】
青梅マラソン30km 5,300円 → 2020年 8,000円
フロストバイト(ハーフ) 4,700円 → 2020年 5,500円
パワーブリーズチャレンジ10k(皇居周回) 2,700円 → 2020年 パワーブリーズカップ(1000m、5000m等 競技場) 2,000円(2種目3,500円)
リスタートタイムトライアル 2,300円 → 2020年 3,300円
当時はフルマラソンが6,000円前後だったので、24,000円はその4倍だったことが分かります。UTMFの距離は100マイルでフルマラソンの約4倍、100kmマラソンはフルマラソンの約2.5倍の距離で、エントリー費も約2.5倍の15,000円だったので、当時は距離換算での相場観があったような記憶もあります。
話は本題とはズレますが、奥武蔵ウルトラマラソンの当時の参加費は9,200円でしたが、現在もほぼ同水準を保っているのはある意味で凄いことだと思います。以前館山代表から「消費税アップ分を上乗せしたが開催経費を見直して、可能な限り参加費を上げないように頑張っている。」という話を聞いたことを思い出しましたが、まさに数値が証明しています。
来年の名古屋ウイメンズマラソンが定員を半分にすることもあり、参加費が26,000円になり話題になりましたが、当時のUTMFより高いのです。
ただ、26,000円に値上げして開催することが悪いとは私は考えていません。こちらに記事にも書いていますが、定員が減少すれば参加者一人当たりの負担額は上がって当然です。そしてその負担額に見合う、満足度が得られると思えばエントリーすればいいし、そう思えなければエントリーしなければ良いのです。
UTMFを知らない人が多かった
コメントを読むと、当時は「UTMFって何ですかー??」ってあるように、トレイルランニングをしているランナーでないと知られていなかったことが分かります。その後、ブランド力がグングン上昇し、走りたいランナーが増加し、中々走ることが難しくなりました。そのスタートになる大会を走れて良かったです。
参加資格が非常に緩かった
コメント欄に私が書いていますが、当時は50km以上の大会を2回完走、または100km以上の大会を1回完走していれば参加資格がありました。またそのレースもトレイルレースに限定されていなかったのです。私はハセツネ(71.5km)を1回完走しただけでトレイルレースでは資格を満たせなかったので、100kmロードレースを参加資格大会にしてエントリーしました。
第1回UTMFを走った方は記憶に残っていると思いますが、当時のコースは天子山塊に入るとトップ選手でも4時間以上、完走を目指す選手だと10時間以上麓に出ることができない過酷なものでした。そのようなレースに極端な話、トレイルレースを1回も走ったことがなくてもエントリーできたのです。
第1回大会は難産の末開催された
この投稿には書かれていませんが、当初は2011年春に開催予定でしたが、東日本大震災で延期になりました。またコースに関しても自治体や地権者、自然保護団体などとの調整が難航していたようです。
こちらは今年の3月に書いた記事ですが、9年前にUTMFが延期になった時に主催者から届いたメール文面など転載しています。
この時の対応は「参加費全額返還」+「開催時の参加優先権付与」でした。
第1回大会を完走して以来、UTMFは走っていませんが、今もスタートからゴールまでのことなど覚えています。そもそも後半になると、現実なのか夢なのか曖昧な時間もあったので、その記憶が正しいのかどうかは分かりませんが、辛かったことはほとんど覚えていません。
実現は難しいと思いますが、第1回大会のルートで開催されたら、当時の記憶が色々と蘇るような気がします。
2021年の開催が決まり、募集要項が発表されました。
本年中止による優先エントリー枠があるので、本年参加予定者以外は極めて狭き門になります。
必携品については、第1回大会と比較しても、マスクが追加された程度ですから、その当時から完成度の高いルールだったことが分かります。当時このルールに合わせて色々購入しましたが、トレランってお金かかるって思いました。
当時持っていたアイテムと今のアイテムを比べると結構変わったと思うのがライトで当時は200ルーメンくらいのを使っていたと思いますが、今では600ルーメンのライトもかなり安価で購入できます。