エリートランナー用シューズHANZO Sを、ジャーニーランに使いたい!?

私が過去履いたシューズの中で、初めて履いた時に素晴らしいと思ったシューズはいくつもありますが、2012年に履いたアディゼロ匠senやrenはその時のインパクトという点ではかなり上位にきます。

そのシューズを監修したのは名工三村さんです。その後、ニューバランスで監修して作ったシューズがHANZOシリーズです。

私は履く機会はありませんでしたが、先日記事に書きましたが、amazonプライムデーで3,000円台という驚きの価格で現行モデルが販売していたので試してみることにしました。

<スポンサーリンク>

昔、愛用していた初代アディゼロ匠の血脈が流れている最新のシューズを履いてみたいと思ったのです。

金曜日の練習会でも短時間履いたのですが、昨日近所の河川敷を履いてきました。

つい最近こんな感じだった河川敷が、綺麗に草刈りされていました。

ほぼ同じ場所からの撮影です。

<スポンサーリンク>

さて、昨日はジョグメインですが、直線部分をGPSで距離計測して200mを5本走りました。

メーカー公式ページを見るとHANZO Sはサブ2.5ランナーに向けて作った製品です。フルマラソン2時間半以内と言うことはほぼキロ3分半ペースですから、それなりのペースで走らないとシューズの特徴など掴めないと思ったからです。

緊急事態宣言下にこの河川敷をよく走りましたが、その時は300mを走っていましたが、なぜ200mにしたかというと、ちょうど走ろうと思っていた直線の道端に椅子をおいて読書している方がいたので、読書の邪魔をしないようにだいぶ手前で終わるようにしたのです。

タイムはこんな感じでした。

  • 38″4
  • 35″5
  • 36″0
  • 33″5
  • 33″1

河川敷での流しは久々ですが、1本目は36秒切るくらいの感覚で走りました。走って時計を見るまでは36秒切ったくらいか?と思っていたので、目を疑いました。

アルファフライやヴェイパーフライの場合はフォアフットで接地して押せば、すぐに反発を感じますが、その反発を感じるまでの時間が長く感じました。

そこで2本目からはもう少し深く踏むことにしました。車のアクセスを半分まで踏んでいたのをもう少し深く踏んだと書いたらイメージできるでしょうか?

4本目、5本目は全力ではないけど、アルファフライなどなら32秒は切れる感じで走りました。

カーボンプレートと反発が強いミッドソールを組み合わせた厚底シューズと、カーボンプレートなしの薄底シューズが短距離でこれほど違うとは思いませんでした。

もちろん履き慣れてないので、慣れたらこれほどの差はないとは思います。今回だって、走りを少し変えるだけでタイムは伸びているのです。

単純に速く走れるシューズがよいシューズだとしたら、HANZO Sよりアルファフライやネクスト%の方が私にとって良いシューズです。

また、今私が1000mタイムトライアルをするとして、どちらを履くかと言えばアルファフライを履きますし、10kmやハーフでもアルファフライ、もしくはネクスト%を履きます。

では、HANZO Sが悪いシューズかと言えばそんなことはありません。

<スポンサーリンク>

今回走って、そして歩いてもシューズについて感じたことをメモしました。そのまま転記します。

包まれるようなホールド

路面状況がわかる

気持ち良い

歩いてもきもちよい

指先周りが絶妙に広くて指が動く

なぜ疲れる?

屈曲点、重心、圧迫

まず、踵だけではなく全体のフィット感が良いのに、キツくはないのです。足を柔らかく、かつ、しっかり包み込んでくれる。相反するようなことですが、履いたら分かると思います。また指先辺りは少しゆったり成型されているので、圧迫感がなく、指が動かせます。指が動かないような狭いシューズを履くとどうなるかを直前に体感したことからこの重要性は今までよりはっきり分かります。

狭くて指が動かないと爪を痛めるとかだけではなく、足底にも力が入るので、着地の時に足底のアーチで衝撃を受け止めることができないので膝周りにダイレクトにきます。それで私は久々に膝が痛くなりました。

あと、走っていて気持ち良いと感じ、歩いていても気持ち良いと感じましたが、これは何でかな?と考えてみると一つはキツさや緩さがないのでストレスがないこと、そして接地でブレがないので、疲れにくいのが理由だと感じました。ソールが厚いとブレが大きくなり、傾いた身体を戻すために筋肉が動いて戻します。ブレるシューズを履いてるとこのブレを修正する動きを絶えずしているのでしょうが、これは疲労に繋がります。

また、カーボンプレートが入っていないので、ソールは自然に曲がるので足本来の動きを阻害してないのかもしれません。

<スポンサーリンク>

□ジャーニーランなどで履いてみたい

設計者である三村さんや、メーカーはサブ2.5ランナーのために作ったシューズですが、メーカーの狙い通りに行かず、ほぼこの層のランナーはナイキの厚底シューズに移ってしまいました。そんな事情から今回70%を超える割引価格で買えたわけです。

今回履いてみて、私は、走ったり歩いたりするジャーニーランで使ってみたいシューズだと感じました。

場所によっては凹凸のある歩道は転倒リスクが高く、実際にジャーニーランで転倒する方は多いです。その意味では路面状況が分かりにくい厚底シューズより、薄いシューズの方が路面を感じやすい。また長い時間シューズを履いているとキツかったり緩いシューズはいろいろトラブルが出たりストレスになりますが、この包み込むようなシューズならストレスは小さいと感じました。さらに指先が広めにできているのもポイントです。

『薄いと衝撃が・・・』とか言う方もいるでしょうが、そもそもスピードが遅いのだからフルマラソンなどより衝撃は小さいです。また疲労はブレなどによっても出るのだからブレにくいのはよいことです。

ジャーニーランをワラーチなどで走る方も少なくありませんが、そのようなことを経験的に感じているのでしょう。私はワラーチでは走りませんが、ワラーチで走っている方が履いても違和感少ないシューズだと思います。

しかも、実勢価格が安い。

長い距離を走るランナーはシューズの消耗が激しいので価格は重要です。

□フォーム修正用にも

また、接地を感じやすいので、正しい位置で接地する練習にも使えます。最近アルトラのゼロドロップシューズを、そのような目的で買うウルプロメンバーが何人かいましたが、このシューズも同じような目的で使えそうだと感じました。

短時間履いただけですから、これから違う点も見えてくるかもしれませんが、エリートランナー用薄底レーシングシューズをそんな風に使うとはメーカーや開発者は思ってもいないでしょうが、元々偏差値の高いシューズですから、気になる方は試してみてください。

サイズやカラーによって金額が違うので、チェックしてみてください。それでもSはちょっと・・・と思うかたはHANZO Rも安くなっています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA