鈴木健吾(富士通)が2時間4分56秒という驚愕のタイムで優勝したびわ湖毎日マラソンは、過去優勝タイムにもなったサブ10(2時間10分切り)でゴールした日本人選手が40人もいるという過去例がないようなレースにもなりました。
<スポンサーリンク>今回の大会結果は大会ページに掲載されていますが、こちらの全ては過去の日本で開催された大会では初めてのことでしょう。
- 2時間7分切り 5人
- 2時間8分切り 14人
- 2時間9分切り 27人
- 2時間10分切り 40人
参考までに、大迫傑(ナイキ)が日本記録を出した2020年東京マラソンも記録ラッシュになりましたが、その時は以下の通りです。
- 2時間7分切り 3人
- 2時間8分切り 10人
- 2時間9分切り 15人
- 2時間10分切り 19人
さて、WAの世界ランキングを見ると、2021年に世界でマラソン大会は開催されていないので、ほぼ今回の参加者のみとなります。また2020年も開催大会は少ないので、今回の記録を世界レベルで見るとどのくらいの水準になるのかの目安としては2019年との比較になります。
ナイキが起こしたシューズ革命により、世界的にもタイムは向上していますが、2019年には既にナイキ厚底カーボンシューズは日本を含め世界で席巻しています。
こちらはWA発表数値をベースにして、そこに今回の記録を当てはめてみました。
ちなみに2019年の世界TOP100に入った日本人は設楽悠太選手ただ一人です。


こうしてみると、今回の記録が世界レベルでも素晴らしいことが分かります。
その、びわ湖毎日マラソンが今年を最後に終わってしまうのは残念なことです。
こちらは、昨年の東京マラソン後に書いた記事です。