久々にトラックで300m流し〜モーションセンサーでフォーム分析〜

今日は午前中に短時間ですが、近くの陸上競技場を走ってきました。

考えたらトラックを走ったのは3月下旬の舎人公園陸上競技場で開催された、パワーブリーズカップの1000mが最後だと思います。

初の2分台を出したレースです。

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やっぱり織田フィールドが使えないのは、首都圏の市民ランナーにとってはかなり痛い。さらにオリンピックのパブリックビューイングの会場を作るために代々木公園の1.16kmの周回路も使えなくなるようです。

話が逸れていきそうなので、話を戻します。

5/3-5に開催された川の道フットレース251kmは、2018年ほどのダメージはなく完走したと思ってましたが、そもそも251kmを走るような練習をしてないのだから大会後しばらくはリカバリー期間にして、少なくとも2週間から3週間はポイント練習をしないで身体の様子を注視しながら、徐々に戻していくことにしていました。

昨日奥武蔵グリーンラインを22kmゆっくり走ったところ、今朝起きて時点で痛みや嫌な張りが出なかったので、競技場で流しをすることにしました。

流しをする目的はいくつかありましたが、最大の目的は疲労抜きです。

私はスピードを上げた練習をすることで筋肉の疲労が抜けやすく、また左右バランスが整います。

では、なぜ今までしなかったのかと言えば、左右バランスが崩れ過ぎて痛みが出ているような状態だったので、その状態でスピード上げると故障するリスクが高まるからです。

昨日走って、ようやく流しをしても大丈夫と感じる状態になったのです。

もう一つの目的は先月買ったモーションセンサーを試すためです。

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シューズは久々にアルファフライを履いてみました。また比較としてソールの薄いサロモンのS/LABファンタズムを持ち込みました。

300m4本のタイムはこちらです。

上から2本がファンタズムで、次の2本がアルファフライです。2本目、3本目はペースを落としているのでほぼ感覚通りのタイムです。

56″9

59″7

59″6

57″0

最近はキロ5分を切って走ることはほぼありませんでしたが、今回300mとは言え、キロ3分少しで走っても身体に違和感は出なかったこと。そしてだいぶ左右バランスが整ってきたことを感じました。

モーションセンサーについて記事を書くと言いながら中々書く時間がありませんでしたが、現時点の私の評価はハード面は高い性能を持ったアイテムだと思っていますが、ソフト面が追いついていないと感じています。

そして、100点満点で○点という評価が出るのは面白いのですが、そこにいくつか問題点を感じています。

現時点で一番大きな不満は、詳細なデータの数値が取れるのだけど、数値の閾値が分からないことです。

例えば、人の体温であれば、36℃台なら普通で、37℃台は高く、38℃台なら寝込むような状態と理解できますが、骨盤の左右傾きが1.9°って数値は良いのか悪いのか分かりません。

また、フォームの評価として点数が出ることで、その点数を上げようと意識が向かい過ぎてしまうことです。

総合評価70点が、80点になったらタイムが速くなるのか?疲労度が軽減するのか?90点になったらさらに速くなるのか?100点になったら過去最高の自分になるのか?と考えたらそんなこともないように感じています。

身体は個人差が大きく、また持って生まれた骨格や筋肉も違います。特に骨格が異なればその人にとって理想のフォームは異なります。それを同じ基準で点数化してしまうとしたらちょっと怖い気がします。もちろんこの辺りは開発者がどのようにアルゴリズムを組んでいるのか分からないのでなんとも言えませんし、開発者から色々話を聞いてみたいです。

そのアルゴリズムが分からない前提ですが、本人的には走りやすく関節や筋肉などに無理がなく痛みなど出ない不満のないフォームだったとして、その方が点数を高めようとすることでそれらのバランスが崩れてしまうリスクがあるように感じています。

ソフト面はこれから改善されて行くと期待していますが、今の状態だとちょっと厳しいです。数値の分析が得意な方で、その分析からどのようにフォーム改善したら良いかを試行錯誤できる方であれば面白いアイテムですが、点数が出るとこだわりすぎて迷うと自覚している方はもう少しソフトや情報提供が充実してからの購入が良いかもしれません。

私自身は、数値の情報が少ない中で、少しづつデータを読み解いていこうと思っています。

また、開発者にアクセスできる知り合いがいるので、私が感じている問題点をいくつか伝えています。その問題点の改善が進んだらだいぶ使いやすくなると感じていますが、そのあたり情報がアップデートされたら紹介します。

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さて、こちらは4本のうち56″9と57″0で走った時のデータですが、どちらも85点ながら6つの項目、さらには19ある詳細項目を見ると結構違います。

片方がサロモンファンタズムで、片方がアルファフライです。

ほぼ同じタイムで走り、同じ総合評価なのに、項目を見ていくとかなり違うので、シューズで走りは結構変わるということです。この辺りは別に書きます。

今回、予想より早めに身体が回復してきたことは、ケッズトレーナーで、身体のケアをしつつ、身体の状態を客観的な視点から教えてもらいセルフケアをしてきたこと。さらには無理しなかったことが大きいです。

身体は酷使すれば疲弊します。そして疲弊したまま酷使すれば壊れます。酷使して疲弊したら、まずは回復です。

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