昨年のハイテクハーフマラソンの結果が出た直後にこちらの記事を書きました。
今年も絶好のコンディションの中で大会は開催され、本日大会ページに記録が掲載されていたので、昨年と同じように簡単に分析してみます。
こちらの表は、大会結果(グロスタイム)を元に1分ごとに分布を調べたものです。2時間30分まで調べましたが、表が小さくなるので2時間までに編集し直しました。
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男子結果
表をみて気づいたことをいくつか書くと
・完走者の中央値となる2594位のタイムは1:43:04
→昨年は1時間41分台だったので少し落ちましたが、それでも凄いタイムです。
・80分切りが462人
→昨年は531人だった。
・昨年より完走者数は多い
昨年は5,006人、今年は5,189人
・私のタイムと順位を3回分比較した。今年は上位13%
開催年 | グロス | ネット | 男子総合順位 | 上位比率 |
2020年 | 1:24:54 | 1:24:32 | 503位/4974人 | 10.1% |
2022年 | 1:23:40 | 1:23:23 | 796位/5006人 | 15.9% |
2023年 | 1:22:53 | 1:22:40 | 675位/5189人 | 13.0% |
なぜタイムが落ちている?
私の感覚では、昨年も気象コンディションは良かったけど、今年の方が走りやすかった。参加者も昨年より増えたのに、中央値のタイムが落ちて、80分切ランナー数が減ったのは意外でしたが、その理由として昨年は11月、12月も大会中止が相次ぎ、久々に開催されるハイテクハーフに合わせたランナーが多かったのかもしれません。今年の大会に関しては、10月以降大会を連戦している選手は多く疲労が蓄積していたり、故障気味の選手が前回より多いのかもしれません。
また忘年会・新年会などに参加された方は、2020-2021年に比べて、2021−2022年は増えたので、そこで体調を崩された方が多いなんてことも理由の一つかもしれません。
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女子結果
女子に関しては昨年はこのような結果でした。
2021年
- 完走者 1,008人
- 中央値タイム 1時間56分03秒
- 90分カット 78人(上位 7.7%)
- 100分カット 211人(上位 20.9%)
2022年
- 完走者 1,123人
- 中央値タイム 1時間57分37秒
- 90分カット 73人(上位 6.5%)
- 100分カット 197人(上位 17.5%)
男子同様、参加人数は増えましたが全体的にタイムは落ちているのが分かります。
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男女差
2017年、2019年に男女のタイム差は1.1倍と言う記事を書きました。
こちらの観点に立つと、ハイテクハーフマラソンは男子のレベルは高いけど、女子はそこまで高くない感じです。
例えば上位10%のタイムは、男子は1時間20分58秒で、女子は1時間34分00秒だったのでタイム差は1.16倍です。市民エリート女子ランナーは大阪国際マラソンを目標とする選手が多く、今回の開催日は3週間前なのでハイテクハーフではなく、30km走などやっている選手が一定数いるのも影響しているかもしれません。そのあたりの理由までは調べていませんが、数値としては今回のような結果となりました。