ストライドを伸ばし効率よく走りたいランナーとのパーソナル その5

ストライドを伸ばしたいとパーソナルレッスンを受けていただいたNさんの、練習開始時のフォームは上2枚で、練習終盤のフォームは下2枚です。

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ストライドが明らかに伸びているのが分かると思います。また走るときに力を入れる場所と抜く場所も分かってきたようです。

後ろの建物や塀と頭の位置を比べてみてください。上下動も小さくなっています。これは上下の意識が前方へとベクトルが変わったのです。前回はあまり上下動については話していませんが、骨盤や膝を前に持っていくイメージを持てば自然にベクトルは前にいきます。

その4で、本人にしっかり振り返りをしてもらいましたが、掴んだことはどんどん記憶の底に消えていきますが、アウトプットすることで再現性は高くなります。

最初のレッスンから1ヶ月くらいたった頃、Nさんから復習したいのでまたパーソナルレッスン受けたいと連絡がありました。

私もNさんの変化や成長が楽しみなので、日程調整して8/1に行いました。

今回は、前回レッスンでは余り触れていませんが、私が記事に書いている、『膝を前に出すイメージがまだしっくりこない。膝を出しても骨盤を動かせているように感じられない。』あたりについて学びたいということでした。また接地時に乗るイメージもまだモノに出来ていないと連絡がありました。

また、前回レッスンから1ヶ月、以下のことを取り組んでいただいたようです。

①走るときは必ず腕振り100回を2セットする。

②ジョギング中やウオーミングアップ中に階段があるのを見つけたら、10段くらいをモモ上げしながら駆け上がるのを3セット。さらに両足そろえて飛んで上がるを3セット

③押すイメージを足首から下ではなく、腰~骨盤あたりの部位で地面を押すイメージで押して走る。そのために腰の前湾を少しだけ深めるようにする。

 

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この一生懸命さが素晴らしいのです。

今回は、その辺りを中心に掴んでもらうことにしました。

平らな場所でウォーミングアップやストレッチ、補給をしてから坂道に移動して登る傾斜に片足立ちして、バランスの悪い中で腕と脚を連動してもらいました。これは接地している脚に上体が乗っていないと出来ません。また可能な限りランニングフォームに近い形でゆっくり動いてもらいます。速いとごまかしがきくけどゆっくりだと悪いところがすぐ出てきます。

ヨガや太極拳のようなイメージでやるとよいですね。

次に、片足立ちで動いたイメージを持って、上り坂を走ってもらいました。

片足立ちはしっかり接地に上体が乗ってますから、そのような動きをイメージしてもらいました。また膝を少し前に出すイメージをもってもらいました。


走り終えたら、身体はどう動いたかを部位ごとに自分の言葉で話してもらってから動画をみてもらい、その印象なども言葉にしてもらいました。

ストライドは長くなっていますし、動きもでています。

次に少し悪い動きをしてもらいました。

Nさんは上り坂は苦手だと話していますが、上りの苦手な方の大半は、上りでは膝を高く上げなければいけない。というイメージをもっています。でも持ち上げる動作って疲れるし、また身体が起きやすくなります。

この画像は膝を前ではなくて高く上げるイメージで走ってもらいましたが、疲れる割に前に進みません。

次は膝を上ではなく前に持っていくイメージで走ってもらいました。

接地で上体がしっかり乗ったフォームです。画像を見ても、楽に前に進んで行きそうに見えると思います。

動画を見ながら本人の言葉にしてもらいながら、繰り返して定着を図ります。

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2枚目、4枚目の上体の貯めと肩の力が抜けているフォームが私は好きです。腕振りの練習の成果が出てスムーズに振れるようになってきました。

 



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