富士登山競走アンケート結果その2〜渋滞はいつ始まったか?〜

富士登山競走アンケート結果その1〜山頂の部参加者の気づき 前編〜

富士登山競走アンケート結果その1〜山頂の部参加者の気づき 前編〜  から続く

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今回は、馬返し通過タイム別にグルーピングして、その方々の主観でどの程度の渋滞だったかをまとめました。

どのようにしたら見やすいか?と考えていましたが、シンプルに回答数を一覧にしました。

選択肢はこのようにしましたので、同じ位置で走っていても一人一人感じ方は違います。前が詰まって歩いたか、止まったかはランナーの力やその時の状況でも変わると思います。そのような漠然とした主観ではありますが一定数の回答が集まると状況が見えてきます。

また、完全に止まった(この画像と同じくらいのランナーが止まっていた)と完全に止まった(この画像より多くのランナーが止まっていた)は角度によっても見え方が違う程度の違いだと思うので一緒にしました。

(画像提供:上原将男さん)

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結果はこちらです。

ちなみに黄色で縁取った方は、馬返し通過タイムを間違って入力したのでしょう。

馬返しを1時間以内で通過したランナーは、多少歩かねばならない場面もあった程度だったようですが、1時間を境目に止まる場面が出てきたようです。

そして1時間02分台で通過したランナーの辺りで、一気に渋滞になり完全に止まってしまったようです。

その1時間02分前後の状況については前話ではこのように書いています。抜粋して記載します。

1:01:00〜1:01:59

写真の箇所よりも前、馬返しの給水所(少し広くなっている所)で、完全に足を止めて休憩をされてる方が多数いました。この方々が馬返し1時間10分前後のボリュームゾーンに呑み込まれて渋滞が酷くなったのではないでしょうか。馬返しで休憩をなさっているという事は既にスタミナの限界だったと思われます。

また、写真の箇所辺りで、完全に脚が上がってしまっているランナーがかなりいらしたのですが、マナーの良いランナーは、脚が上がったランナーの後ろへ辛抱して待っているようでした。これも渋滞が伸びた一因と思われます。

1名、「どいてくれないとAブロックには入れないじゃないか!」と大声で怒鳴りながら登山道を外れて抜いて行く大バカ者がいましたが、これは言語道断です。渋滞の仕組みは、高速道路の登り坂で起きる渋滞と全く同じです。前を走る車(人)のスピードが急に落ちる事で後続との間隔が狭まり、思うようにスピードを出せずに次々と車(人)が詰まって行きます。

1:02:00〜1:02:59

走って上れなくもない傾斜でしたが、走力がない人、突っ込みすぎで疲れ果ててる人が歩いた事、上りの最後が階段になっているため、さらに渋滞が発生。

シングルトラック化して、ボトルネックになったのは間違いありません。誰か一人でも歩かれてしまったら渋滞になってしまう状況だったと思います。

通常Uの字に掘れている登山道が、雪解け水の影響かVの字に掘れていたので、例年2~3名で通れる場所が1名のみに限定されていた事が理由。

五合目打ち切りになったことでみんなが突っ込んで走った

アンケートの通り、シングルトラックになっており、2人併走すらできない状態だった。自然が相手なのでしょうがないが、周りを恫喝する人や、譲り合いをする人など、いろいろと人間性が出ると感じた。

脇から抜かしてる人を並んでるだろと言って肩パンチしてる人がいました。特に並ばないといけないと言うルールは無いと思うんだけど。その他罵声が沢山飛んでいて異様な光景でした。

 

馬返し通過タイムが1時間02分台の方から、完全に止まってしまうような渋滞が始まったと回答していますが、道が狭くなっている箇所があり、この時間帯からボリュームゾーンが始まったのだから渋滞は仕方がないのでしょうが、それに拍車をかけたのは登山道を外れて抜いていくランナーがいたことで、走れないまでも歩いて前に進めていたランナーの歩みが止まってしまったのかもしれません。

登山道を外れて抜いていくランナーは問題外ですが、抜ける場面でも、抜ける雰囲気ではなかったとアンケートに書いていただいたり、実際に聞きましたが、そのような空気が漂っていたのでしょう。

馬返し通過から、この箇所までどのようなペースで走ったかによっても状況は変わってきますが、馬返しを1時間01分台で通過していれば完全に止まるような渋滞に巻き込まれることはなかったようです。

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また、五合目打ち切りにより、馬返しまで突っ込んだ選手が、それ以降潰れてしまったことも渋滞の原因だと話す方もいますが、以前書いた記事と比べると、それも正しいと思います。

富士登山競走-攻略法④〜馬返し通過タイムとゴールタイム・完走率の比較〜

こちらは2015年の大会結果を分析し作成した記事ですが、馬返しを1時間05分未満で通過した選手は486人でしたが、今回1時間02分18秒で通過した選手の通過順位は610位で、1時間05分43秒で通過した選手の通過順位は1017位です。

コースがV字型に削れたことで狭くなったところに、五合目打ち切りにより、序盤突っ込んだ選手が多く、馬返しを1時間を回った頃には従来では考えられないくらい多くの選手が通過し、密度が急激に増えた。その状況で強引に前に出ようとする選手がいたことから、渋滞は激しさを増したのでしょう。

次回は五合目打ち切りにより、選手はどのように走ったかを記事にしていきます。

 



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