昨夜はウルプロ練習会で織田フィールドに行きました。
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予想はしていましたが、ヴェイパーフライの話が飛び交っていました。まだ正式な見解や決定がなされていないことに対して、禁止されたからもう使えなくなった。いつから使えなくなるのか?など間違った情報があちこちから聞こえてきました。
この件に限らず、世の中には中身を読まずに、タイトルだけで判断する人がいかに多いかという話を実感しました。
また、その正しくない情報が人々の間を伝わる間に内容が変わってしまうことも感じました。
こちらにも書きましたが、株式市場での値動きをチェックすると現在の状況やニュースの信憑性などある程度判断できます。
その後どうなんだろうか?とiPhoneで「ナイキ 株価」で検索しました。
こちらは5日間の推移です。
今回の英誌ニュースが世界に発信された期間内にも株価は少し上がっているのです。
こちらは1年間の推移です。
昨年秋にWA(IAAFから名称変更)が規制について調査を始めたと報道がありましたが、それ以降も上がり続けています。
巨額な資金を動かす株式投資家やファンドなどはさまざまな情報網から判断してナイキの業績は上向くと判断しているのです。
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このことはどのようなことを意味してるかと言えば、長い目でみたらナイキの業績には大した影響は与えないと言うことでしょう。
今回の規制論議がどのような時期に、どのような形で正式発表されるかは分かりませんが、現在の状況を大きく覆すような発表にはならないと判断したのか、それとも規制されたとしてもナイキ社はそれを覆す力があると判断したのでしょう。
私がずっと感じているのは、ナイキは、現在ほぼ規制がないランニングシューズについてどこまでOKなのか線引きするために挑発的なシューズを出しているのではないか?と言うことです。
キプチョゲが2時間切りに挑み達成したプロトタイプはちょっとやり過ぎだと感じた方は多いでしょうが、そのような議論が起こることは承知の上で動いているのでしょう。
同時に経営者なら、それが規制された場合に備えて様々な準備はする。規制が予想されるのが、ソールの厚さ、カーボンプレートの枚数、反発係数であれば、それらに規制がかかった場合に対応できるシューズを常に開発しつつ、挑発的なシューズを市場に出し続ける。
それがランナーを惹きつけるナイキの魅力なんでしょう。
3年前にナイキを履いてる自分を想像できなかったというランナーは少なくないと思うし、次はどんなシューズを出すのだろうとワクワクする。
そのシューズを活かせるかどうかはランナー次第。
また、どのようなシューズを履きたいかを決めるのもランナー次第。
ただ、走るのも、その結果として記録を出したのもランナーです。
今年の箱根駅伝でたくさんの区間新が生まれましたが、特に3区の東国大ビンセント選手の59分25秒はそれまでの区間新を2分以上更新したけど、これはシューズの力だけではなく、ビンセント選手の力が突き抜けているから。
日本人選手が100mで9秒台を続々と出しているが、10年前、20年前からみたら高反発なトラックができたりスパイクも進化していると思う。でも短距離でスパイクが進化したからタイムが伸びたなんていう人はいない。それはスパイクのピンの本数や長さなど、タイムに影響することが競技ルールに明確に決まっているからです。
そのような観点からも、明確で客観的なルールは作り、しっかり運用すべきだと思います。
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話は変わって、木曜日に自分のパフォーマンスアップの練習をしましたので昨日はほとんど走っていません。
昨日の練習メニューは動き作りをしてから、15分間走-10分間走-5分間走、そしつ400m×2本でしたが、私はメンバーへのアドバイスや動画撮影などしつつ、身体が冷えない程度に走りました。
ウルプロにもさほど多くはないけどヴェイパーフライネクスト%を買ったメンバーはいます。
以前はアディダスが多かったけど、最近はナイキやホカやアディダス、ニューバランスなど様々です。
トップレベルや、市民エリートレベルではヴェイパーフライネクスト%が独占状態ですが、一般的な市民ランナーレベルではそんなことはありません。
特に市民ランナーであれば、シューズを変えるよりもランニングフォームを改善した方が伸びる人が大半だと思います。
最後の400mは、メンバーを引っ張りましたが、2回とも400mの自己ベストが出たようです。
自分はスピードがないからといつも話すメンバーが、良いタイムを出すことで、それは自信になり可能性は広がります。それ以上にまず嬉しいです。
ウルプロではそのようなお手伝いをしていきたいと思っています。