先週木曜日から日曜日の4日間で、5種目走ったことはFacebookに投稿しました。
5種目とは、400m、800m、1500m、5000m、10kmです。初挑戦の400mは別にして、その他4種目から1つは自己ベストを出したいと考えていました。
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結果的に最初の5000mで自己ベストが出ましたが、出し切ったのでその後の1500mは走らなくて良いかなと思いつつ、5分で無理なく走ろうと思ったらホント5’00″2でした。
私の1500mPBは4’46で、この日に1500mだけ走ればこのタイムはクリアできたと思います。ただ5000mで出し切り初の17分台が出てから1時間後くらいですから気持ちも乗りません。
こんな時に故障するので、特にスパートはしないようにしました。
ラップは57″4 – 79″8 – 83″3 – 79″7です。(最初は300m)
最初は1周76秒感覚で走り、そこからは1周80秒感覚で無理せず走り切る。キツくなったら粘らないように走りました。最後もスパートはしないで5分でゴール。
5000mのゴール後は立ってられなかったけど、1500mのゴール後は心拍もたいして乱れてませんでした。
これはガーミンのデータですが、心拍数の数値をみるとよく分かります。
5000mの心拍数
終盤、尖ったように上がっているのは計測ミスかもしれませんが、1200mあたりからは170を超えて、徐々に高まっていきました。
1500mの心拍数
上のグラフと比べると楽に走ったのがよく分かります。
ガーミン。エンデューロの光学式心拍計は結構正確な数値を示してくれます。
考えたら、2018年に1500mで4’54が出るまでは、相当追い込んでいたのに中々5分が切れませんでした。それが5000mを全力で走った後に、これだけ余裕残して5分で走れるようになったのです。
さて、東日本マスターズ陸上選手大会は、東京マラソンの翌週だったので、当初は走る予定はなかったのですが、東京マラソンが延期になりエントリーしました。東京マスターズと埼玉マスターズは800mと1500mを走りましたが、せっかくなら違う種目を走ってみようと400mと800mにしました。
200m、400mを走るTさんは私が400mを走ると知って驚いたようでした。
なぜなら、400mは短距離だからです。またマスターズ陸上の短距離でも100mは競技歴のない方がいきなり走ることも多いようですが、400mにはそのようなランナーはほぼいないから参加人数は少ないけどレベルが高いとのこと。
マラソンメインでも陸上競技場を使っているランナーなら400mインターバルなどから自分がどのくらいのタイムで走れるかイメージできるでしょう。
サブ3ランナーなら400mを80秒で10本とか12本とか走り、ラストは上げて72秒とか。
私自身、400mはインターバルの最後1本は60秒台後半では走れています。また800mの1周目に65、6秒で通過したことあるので62秒台はイメージできるし、悪くても64秒台。周りとの競走で集中力が高まれば60秒切りも可能かも?なんて思ってはいましたが、やってみないと分からないのです。
レース前にTさんと、60秒切るには200m通過は29秒ではキツイ。200m走なら27秒で走る力は必要といった会話をしましたが、このような話は大好きです。
また、私の感覚はさほど狂っていないことを確認できました。
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中距離の1500mはセパレートされていないオープンレーンを走ります。また800mは120mあたりのブレイクラインまでセパレートされたレーンを走り、そこからオープンレーンになります。
400mは最初から最後までセパレートレーンを走るのと、スターティングブロック(スタブロ)を使うのが800mと大きく異なる点です。
私はスタブロの練習はしてないので、スタートで多少の出遅れは仕方がないとして、フライングで失格とかスタート直後に転倒とかはしたくなかった。
前の組がスタートしてから、スタブロをセッティングするのだけどイマイチ良い位置が定まらないまま時間を迎える。周りはサクッとセッティングを終えている。審判員から大丈夫ですか?と少し笑った顔で心配される。。
オンユアマーク、セット、スタート とコールがかかる中で、ブロックが前過ぎてかなり縮んだ体勢になってしまうも仕方がない。
無難にスタートしたけど、たぶんスタンディングスタートの方が速いと思った。
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私よりインレーンに2人いて、私より後方からスタートするも、スタートからのコーナーが終わらないうちに私より前に出ている。その後2つコーナーがある分だけ私よりインレーンは距離が短いのに、スタート直後に前に出られてしまうのだから私のスタートは遅すぎた。
その辺りで焦りが出て、追いつこうと加速し脚を使ってしまったため後半は脚が終わり良いとこなく終わってしまった。
走る前に考えていたのは、スタートから加速し、加速したら脚を残してラスト100mで出し尽くす。だったはずがスタートで思うように加速できなかったから、力を使う時間が長すぎてタイムは遅いのに無駄に力を使ってしまった。
また、前々日に5000mと1500m走り、前日夜は練習会だったので疲労からいわゆる『バネ』がない状態でいつもより加速する感覚が少なかったようにも感じた。
タイムは、1分04秒42 M55 6位
スタート前に考えていた最低限走れるであろうタイムで走ったけど悔しい結果でした。ただいろいろ課題が明確になったし、ギリギリ入賞できたので賞状はもらえる。
大事なことは、走ってみたからこそ気づいたことがたくさんあるということです。やらなければ気づくことはできない。スタブロのセッティングがあまりに素人臭くて審判員に笑われたのなら次回はビシッとセッティングできるようにしたら良い。
今回全く準備ができていない中で走った64″42というタイムは今の自分の下限のタイムで、まだまだ伸び代があるということ。
60秒切れるかと言えばハードルは高いけど、61、2秒では走れそうだと感じました。
スタートに関して書くと、今回はスタブロの位置が悪かったこともあるけど、スタートしてすぐに身体が起きてしまったことも課題です。少なくとも20mくらいは前傾を保って加速し徐々に身体を起こしていくように走ればスピードは上がる。
また、長距離用スパイクのドラゴンフライを履いたけど、400mだと短距離用スパイクか、少なくとも中距離用のスパイクの方が力を伝えやすそう。
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参考までに、2019年に開催された全日本マスターズ陸上選手権の800mM55の優勝タイムは56秒16で、6位は1分00秒18。マスターズ陸上は年々レベルが高くなってるらしいので、来年開催されたとしたなら入賞ラインは1分未満になりそうです。
400mをメイン種目として練習するなら入賞ラインに持っていくことはできると感じましたが、その場合100mや200mのスピードを高めることが絶対条件になります。また、400mを速くなることで800mや1500mの中距離には繋がると感じたけど、5000m以上の長距離にはほぼ繋がらない。繋がらないだけなら良いけど、ケガのリスクも高まります。
コロナ禍で、それまで目標としていたマラソンや100kmなどの大会が中止になり、それまで興味はあったけどやらなかったことをしようと、中距離を始めて、今回初めて短距離領域にも入ったけど、マラソンも開催されるようになってきたのだから、一旦広げた領域を少しづつ絞り込んでいくのか、季節を分けていろいろ取り組んで行くのかはこれから考えていく。
結局、自らがやってみないと分からないと言うこと。そして、思うような結果にならなくても、得ることはたくさんあるということ。
歳をとればとるほど、失敗したくないとか、恥をかきたくないとか、本心ではやりたいのに、やらない選択をしがちになるけど、私は大きなリスクを伴うこと以外は、まずはやってみようと思う。