東京マラソンについて書きたいことはたくさんありますが、まず今回走ったランナーにとって有益かつ重要な情報から書いて行こうと思います。
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今回レース中にも足攣りでコースに倒れ込むランナーや歩くランナーをたくさん見ましたし、Facebookを見ても足攣りで失速したという投稿を多数見かけました。
それら投稿の中には、練習が足りなかったとか、実力がなかったと書いている方も結構います。
もちろん練習不足の方もいるかもしれませんが、今日に関しては非常に足攣りしやすい気象条件だったので、足攣りは練習不足より、事前に入手できる情報が足りなかったり、その情報に対して準備したりレース中に対応したりする点が足りなかっただけかもしれません。
大会前にこのような記事を書きました。
記事の最後にこのような注意点を書きました。
ただ注意して欲しいのは湿度がかなり低いので知らず知らずのうちに脱水になるリスクが高まります。今回給水エリアで消毒が必要になることから給水少なめと考えている方も少なくないでしょうがスポーツドリンクだけではなく、経口補水パウダーなど持参して塩分補給をした方が良いです。
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記事を書いた時点の千代田区の湿度は10時が22%、11時が21%、12時が20%で、これでも非常に乾燥した状態だと想像できましたが、実際はこちらでした。
YAHOO!天気のキャプチャーを掲載します。
なんと10時が17%で11時から16%でした。
事前の予報でも十分低いのに、更に低いのだから、もうカラカラです。
私は予報から水分補給だけではなく塩分補給も意識してとらねばヤバいと思っていたので、経口補水パウダーや、エキスポで買った塩ジェルを合わせて4本持ってスタートしました。
予想通り空気は乾燥していて、数キロで喉が乾くので、これマジで乾燥しすぎだと感じ、水分補給だけではなく、塩分補給も定期的にしました。
それでもラスト5km辺りから、脚攣りの気配を感じたのだから、給水所でスポーツドリンクだけ飲んでいたら多分私も足攣りしたように思います。
補給と言うと、水分補給やエネルギー補給を思い浮かべる方は多いでしょうが、汗をかく時はナトリウムやマグネシウムなどミネラルの補給も同様に大事です。
体内から体外に出てしまうものは補充しないといろいろ問題が生じるのです。
今日はそれほど暑くなかったし、汗もかいていないと思う方もいるでしょうが、それはそれなりに風が吹いていたから暑いという感覚を緩和し、また汗を乾かしてしまったのです。
どれだけ、ナトリウムやマグネシウムが必要かは、どれだけ出てしまったか?によるので個人差は非常に大きいですが、誰しも今日は足攣りしやすい気象条件だったことは間違いありません。
サプリメントなどパッケージに書かれた栄養成分表示を見ればどの程度、ナトリウムやマグネシウムなど含まれているか確認できます。ナトリウムで表示されている場合と、食塩相当量で表示されている場合がありますが、以下の換算式で把握できます。
ナトリウム(mg)×2.54÷1000=食塩相当量(g)
上記はアスリチューンのパッケージです。
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足攣りした方、足攣りしそうになってペースを落とした方は、その原因を練習不足や実力不足で終わらせてしまうと、同様の気象コンディションの時に同じことを繰り返す可能性が高いので、その辺りにフォーカスしてレースを振り返ると、いろいろ気づきがあると思います。
また大会前に天気予報をチェックする際に、雨が降るかどうかや、気温、風をチェックする方は多いでしょうが、湿度をチェックする方は少ないように感じます。結構大事な情報です。