4月30日9時に東京都江東区をスタートし、新潟県新潟市 海の家 静浜亭のフィニッシュ地点を目指す距離513.3kmの川の道フットレース日本横断ステージで仲田光穂選手が本日13時03分にコースレコードで優勝しました。
フィニッシュ時の仲田選手(NPO法人スポーツエイド・ジャパン提供)
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このレースは太平洋から日本海に向けて東京都、埼玉県、群馬県、長野県、新潟県と5都県を横断するレースで制限時間は132時間(5日半)です。
安全と健康のために、途中3箇所用意されたレストポイントで仮眠をとりながらゴールを目指します。
そのレースで仲田選手は序盤から独走し、そのまま76時間03分35秒でフィニッシュしました。
フィニッシュ後の仲田選手の声
「去年のリタイア261kmが最長で、小諸を出発できたときに、ここまでこれてよかったと感じてました!」
「レストポイントで、合計15時間近く居座りました。マイペースに過ごせて良かったです。」
2021年は千曲川〜信濃川ステージでコースレコード
仲田選手は2021年は今回のコースの後半部分を走る251kmの千曲川〜信濃川ステージを25時間14分03秒の驚くべきタイムで優勝しました。それまでのコースレコードは31時間14分17秒だったので6時間以上の更新です。(念の為、この記録は女子のコースレコードではなく総合記録です。)
2022年は無念のリタイア
昨年、日本横断ステージにチャレンジした仲田選手は261.7kmまで32時間05分15秒とダントツの1位(優勝者の通過タイムは35時間46分04秒)でしたが、そこから先には進めず無念のリタイアとなりました。
2023年途中通過タイム
仲田選手のゴール後の声にもありますが、合計3箇所で約15時間休んだようです。
レストポイントは以下のCP8、CP13、そしてCP19です。
以下のタイムはチェックポイントへの通過タイムですから、1箇所平均5時間休んだとすると、その後の区間タイムから5時間引いたタイムがチェックポイントから次のチェックポイントまでのタイムとなります。
距離 | タイム | 順位 | 区間距離 | 区間タイム | |
スタート | 0.0 | 0:00:00 | 0.0 | ||
CP3桜堤公園 | 68.6 | 06:23:51 | 1 | 68.6 | 06:23:51 |
CP8両神荘体育館 | 152.9 | 14:58:46 | 1 | 84.3 | 08:34:55 |
CP13小諸キャッスルホテル | 261.7 | 32:29:12 | 1 | 108.8 | 17:30:26 |
CP19旧三箇小学校 | 394.1 | 56:48:09 | 1 | 132.4 | 24:18:57 |
CP23水防学習館 | 476.4 | 71:15:08 | 1 | 82.3 | 14:26:59 |
ゴール | 513.3 | 76:03:35 | 1 | 36.9 | 4:48:27 |
過去の優勝タイム 日本横断ステージ
開催年 | 距離 km | 優勝者 | 記録 | |
第18回 | 2023 | 513 | 仲田 光穂 | 76時間03分35秒 |
第17回 | 2022 | 513 | 中田 和彦 | 76時間52分20秒 |
第16回 | 2021 | 503 | 森下 輝宝 | 77時間21分05秒 |
第15回 | 2019 | 514 | 森 貞文 | 85時間04分00秒 |
第14回 | 2018 | 514 | 竹内 剛博 | 84時間44分06秒 |
第13回 | 2017 | 520 | 森 貞文 | 84時間07分00秒 |
第12回 | 2016 | 520 | 森 貞文 | 82時間40分09秒 |
第11回 | 2015 | 520 | 梅澤 功 | 79時間55分38秒 |
第10回 | 2014 | 520 | 梅澤 功 | 77時間36分15秒 |
第9回 | 2013 | 520 | 原 公輔 | 91時間30分08秒 |
第8回 | 2012 | 520 | 朴錫希 | 90時間42分19秒 |
第7回 | 2011 | 中止 | ||
第6回 | 2010 | 520 | 篠山 慎二 | 90時間09分01秒 |
第5回 | 2009 | 520 | 藤原 定子 | 89時間19分05秒 |
第4回 | 2008 | 522 | 吉岡 敦 中村 耕二 | 98時間30分00秒 |
第3回 | 2007 | 522 | 吉岡 敦 | 95時間31分00秒 |
第2回 | 2006 | 522 | 篠山慎二 | 95時間13分40秒 |
第1回 | 2005 | 525 | 原 健次 | 104時間31分00秒 |
過去の優勝タイム 千曲川〜信濃川ステージ
開催年 | 距離 km | 優勝者 | 記録 | |
第18回 | 2023 | 251 | ||
第17回 | 2022 | 251 | 杉浦 宏和 | 31時間32分15秒 |
第16回 | 2021 | 251 | 仲田 光穂 | 25時間14分03秒 |
第15回 | 2019 | 254 | 山田 征義 | 32時間34分03秒 |
第14回 | 2018 | 254 | 吉田 幸徳 | 31時間14分17秒 |
第13回 | 2017 | 254 | 吉清 一博 | 33時間40分26秒 |
第12回 | 2016 | 254 | 遠藤 賢児 | 34時間59分58秒 |
第11回 | 2015 | 255 | 末房 好生 | 39時間04分41秒 |
第10回 | 2014 | 255 | 三枝 トミヲ | 35時間32分54秒 |
第9回 | 2013 | 255 | 藤原 定子 | 35時間32分46秒 |
第8回 | 2012 | 255 | 梅澤 功 | 34時間48分12秒 |
第7回 | 2011 | 255 | 中止 | |
第6回 | 2010 | 255 | 荻巣 隆史 | 37時間42分51秒 |
第5回 | 2009 | 255 | 早川 勇 | 41時間18分55秒 |
第4回 | 2008 | 252 | 藤原 定子 | 41時間36分06秒 |
第3回 | 2007 | 252 | 小倉 亮 | 31時間00分40秒 |
速報ページ
現在、日本横断ステージの選手とともに、本日11時にスタートした千曲川〜信濃川ステージの選手が日本海を目指して一歩一歩進んでいます。
途中経過はこちらです。
非常に過酷なレースですが、すべての選手が安全にレースを終えることを願っています。
弘前24時間走/48時間走選手権+12時間走&100kmウルトラマラソン
今月弘前市で、弘前24時間走/48時間走選手権+12時間走&100kmウルトラマラソンが開催されます。24時間走は2023IAU24時間走世界選手権の日本代表選考レースとなりますが、仲田選手も出場予定です。
こちらに有力選手の紹介をしておりますので併せてお読みください。