水曜日は昼間の午後練と夜の定期練習会を開催していますが、位置付けは全く異なります。
簡単にまとめると、
午後練で自分自身の走りに対する課題を明確にして、定期練習会で鍛える。
という感じです。
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午後練のようにフォーム作り、動き作りだけしていても力はつきません。定着させるための練習も必要です。また、効率やバランスの悪いフォームでガムシャラに練習してもやはり力はつきません。もちろん練習すれば伸びる時期はありますが、悪いフォームでは故障に直結しやすく結果的に走れない時間が増えてしまいます。
走ることが仕事の実業団選手とは違い、常に自分をコーチしてくれる指導者がいるような恵まれた環境の市民ランナーはほんの一握りです。
大半のランナーは目標達成のために、自分自身がコーチとなって課題を克服していく必要があります。
そのために大事なことは、 “自分はどう走っているのか?” を客観的に把握することです。
午後練では、まずそこから始めます。
その上で、自分が描いている理想的なフォームとどこが違うのか?どこをどうすれば近づくのか?など、一人一人考えてもらい言葉にしてもらいます。
言葉にするのは難しいけどなんとなく分かった。
では、すぐにそのイメージは消えてしまいます。
今回は3人の方が体験参加していただきました。2人はウルトラセミナーの参加者で、1人はこのページを見てご参加いただきました。
まず動画撮影した3人の走りをカットしてみました。
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K.Fさん before
3時間1桁で走るランナーなので流石に安定していますが、上下動が大きいと本人も気付きました。
K.Fさん after
膝の使い方を変えることで、上に向かう力を前に進む推進力に変換してもらいました。
外苑2周を楽なペースで走ってもらいましたが、今まで上に逃げていた力が、前に進む推進力に変わったので、本人の感覚よりキロ30秒くらい速く走れたようです。
M.Hさん before
先日、野辺山ウルトラ71Kを完走したHさんは、このように後傾している認識はまるでなかったようです。
M.Hさん after
Hさんには、膝の使い方を理解していただいてから、後傾を改善するための腕振りも実践してもらいました。
Fさん同様、楽なペースで走った時のスピードが自分の想像を遥かに超えていたことに驚いていました。それまでいかに無駄な力を使っていたか認識出来たようです。
Y.Wさん before
動画を見る限り、Wさんは、しっかり接地に乗れていますし、瞬発力のある走りですが、フルマラソンなどのタイムを聞くと、このフォームが維持できていないことが分かります。
Y.Wさん after
実際に、外周を一緒に走りながらフォームを見ると、だんだんお尻が後ろに出てしまい、腰が落ちてきてしまうのです。
そこで、走りながら意識してもらうことと、普段自宅でしてもらうトレーニングなど伝えました。
2枚めの画像を比べると少し腰が入り、上下動が小さくなっているのが分かると思います。
体験参加の3人とも課題は様々ですし、レベルも様々です。
ただ共通しているのは、中々伸びないと本人は感じていますが、のびしろはタップリあることです。
また、個別にアドバイスはしていますが、みんな大人ですから、本人が納得しないことは絶対にしません。大事なことは、本人がどうありたいか?を汲み取り気付いてもらうことです。
自分自身で気付いたことなら、やりますから。
また、多くの参加者は、効率よく楽に走れるフォームで走ると腹筋など体幹部の弱さを実感します。
体幹部の弱さを自らが実感すれば、毎日5分でできるトレーニングをすると思います。なぜなら必要と思うからです。
今までのフォームなら体幹部の弱さに気づかないかもしれません。気づかなければ鍛えようとは思いません。
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体験参加ではないウルプロメンバーも、元々体幹部は弱くレッグレイズも数回しか出来なかった。でも必要と思ったから毎日自宅でやるうちに20回、30回できるようになりました。
その結果、体幹部が非常に安定してきました。
必死に何かを掴みたい。何をしたら良いのか気付きたい。という方が何かを掴んだ瞬間の笑顔や、満足そうな表情を見ると私自身凄く嬉しいです。
今回体験参加した3人は練習会後にウルプロメンバーになりましたが、このようなメッセージをいただきました。
練習会後にはアスリチューン・スピードキュアを飲み素早いリカバリーを狙い次の練習に備えます。
体験参加をご希望の方はfacebookページのメッセージにてご連絡ください。