日本ウルトラランナーズ協会(JUA)のウエブサイトに掲載された神宮外苑24時間チャレンジ途中結果速報の数値をベースに6時間ごとの周回数をまとめてみました。
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昨年は1時間ごとの一覧表を作成しましたが、本年は6時間ごとのみデータが公表されているので、この公表データのみで作成しました。(*手作業なので誤りがありましたら教えてください。)
ただ、6時間ごとでもある程度傾向は掴めます。
色が赤いほど周回数を重ね色がないと区間は歩きもしくは休憩の時間が長いというイメージです。
赤は54周以上(1時間あたり平均9周以上)
黄は30-35周(1時間あたり平均5周以上6周未満)
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当然ながら上位選手には黄色や白はありません。最低でも6時間の平均では1時間あたり6周は走っています。
1時間に6周は時速7.947km(7’33/kmペース)とかなり遅いペースに感じますが、このペースで走り続けでば24時間で190.735kmに到達します。
実際黄色や白がない選手は全員200kmを超えています。
来年以降200kmオーバーを狙うのであれば、前半12時間で110km以上は走るか、もしくは1時間に最低でも6周以上は走るような走りが必要になります。
私自身、12時間経過後に苦しい時間帯が続きましたが、1時間に6周をノルマに走り続けたところ後半12時間は75周で男子11位です。(女子1位はウルトラプロジェクトの青木さんで私と同じく75周です。)
ちなみに75周は99.342kmでありラストの距離加算を加えるとほぼ100kmになります。
また、白がある方は、その時間帯に走れなかった原因に対応できれば大きく記録を伸ばすことができます。これは伸びしろがあるということです。
全体の色をチェックすると、最初の6時間は色が濃いですが、6-12時間は少し薄くなり、12-18時間が最も白が多いです。明るくなり始めたら目が覚めて復活する方も多いようです。また内臓を壊した走れなくなったけど眠ったら治った方もいるのでしょう。このように色分けすると全体のイメージが分かります。
深夜走っていた方はコース上にランナーが少ないと感じたと思います。誰もが苦しいこの時間帯に走り続けることができるかが24時間走では大きなポイントです。
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また1時間に平均7周の6時間42周以上で走り通した選手は上位3選手と6位の選手の4名のみです。6位の竹入選手は前半12時間と後半12時間の差が2周しかありません。
161km(100 マイル)以上の走破者で、毎時間最低走行距離 6km 以上を維持した上で、前半 12 時間と後半 12 時間の周回差(15 周以内が条件)の最も少なかった者(男女区別なし)を“大会特別賞”は竹入さんですね。
ちなみに2010年に初出場した時に、私は前半68周、後半66周で大会特別賞をいただきました。この時は9月上旬開催で非常に暑くて序盤に潰れて夜に復活しました。懐かしいです。