よく目標達成のために、スピードを高めたい。持久力を高めたい。というのと同じように柔軟性を高めたい。という言葉を使う方がいますが、具体的にどの部位の柔軟性を高めたいのか?それは何のためか?どのように高めるのか?を聞くと明確になっていない方が多いです。
また、アドバイスする側も、柔軟性を高めて。という言葉を使いますが、具体的でないケースもあります。
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身体が固いから故障やケガをするという言葉もよく聞きますが、例えば足首について言うなら、柔らかい方は固い方より捻挫リスクなど高いようにも感じます。そもそも固いとか柔らかいの基準が話す人によって違うのだから話が噛み合わないことはあります。
例えば心肺機能であればVO2maxや心拍数、タイムなど数値化されたモノがありますが、柔軟性に関しては立位体前屈・長座体前屈など測定方法はありますが、これだと股関節などの固さなど分かりません。
話が逸れそうというよりタイトルを変えねばならなくなるので話を戻しますが、柔軟性を高めたい。と思うなら、どのようになりたいのかを明確にすることが大事です。
新体操の選手やヨガのインストラクターなど柔軟性は非常に高いけど、マラソンを速く走れるのとは相関関係はないでしょう。
私の年代になると特に男性は身体の固さ自慢をよくしますが、私はかなり固い部類に入ります。ヨガスタジオなどに入ると周りから失笑が漏れるのではないかというくらいです。
ただ、全身が固いわけではなく、股関節、足首など下半身が固いのです。
ただ足首は現状で良いと思っているので、今しなければならないのは股関節周りです。
そこに今週から手をつけることにしました。
それまでもストレッチしなければ。。と思っていても、セルフストレッチでは手に負えず改善に向かうことはありませんでした。
今回始めたばかりですが、手応えを感じています。
ちなみにこれは昨日ハイアルチリカバリーで低酸素トレーニングをした後に撮影したものですが、少し股関節が開くようになったように感じます。これでも固いなーって思う方もいるでしょうが、徐々に変えていきます。
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水曜日夜の定期練習会は東宮御所を3周するビルドアップ走にしました。1周3.3kmのあったダウンのあるコースです。
正門前からスタートしてラスト500mくらいから始まる登り坂からフリーにして、そこまでのペースを1周ごとに上げていきます。
私が走ったグループは、最後のフリー区間を上げないなら、平均して4’50/km-4’40/km-4’30/kmで走る設定です。1周のタイム目安は16分-15.5分-15分です。
もちろん上りも下りも平地も4’50/kmで走るわけではなく、上りは多少落ちるし、下りは上がります。
実際のタイムは多少速くなってしまいましたが、走力あるメンバーなのでちょうど良かったと思いますが、このようなタイムでした。
1周目 15’20
フリーは多少上げ気味
2周目 14’57
フリー多少上げ気味
3周目 13’54
フリーは途中からメンバーを引っ張り上げる
今回感じたのは骨盤が前後上下に八の字を書くように勝手にスムーズに動いたのです。
おそらく肩甲骨の動きがスムーズになっただけではなく、股関節の動きを妨げていた部分が解れてきたのでしょう。
スタートして下ってからの上りかえしは頑張らないのに身体がグイグイ前に進みました。
このような感覚は最近記憶がありません。
私はVO2maxなどの数値がしめす心肺能力は決して高くはありませんし、これから急激に高くなる数値でもありません。ただ心肺能力は変わらずとも上り坂がこんなにも楽に感じることが出来るようになるのだから、まさしくランニングエコノミー向上の効果です。
これはハイアルチリカバリーで撮影した動画のカット画像ですが、左右差が減ってきたように感じます。
ただ、接地時を見ると右側の骨盤の動きが悪くシューズの裏が見えてる部分の位置が少し低いのが分かります。
動画はこちらです。
東宮御所を14分切って走るのは結構キツイと思います。今回は下りやフラットなとこでタイムを稼ぐわけでもなく、見通しの悪い部分や対抗してくるランナーがいたらペースを落としました。それでも何人かのメンバーは最後までついてきました。
メンバーの力がついてきているのを実感するとホント嬉しいです。
こちらは最近のメンバーのレースについて書きました。合わせてお読みください。
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今回も凍らしたアスリチューン・スピードキュアが夜まで冷え冷えで好評でした。
今月もフルマラソンありますが、大会で使おうと思うエナジージェルなどは消費期限も比較的長いので、ある程度はストックした方が良いです。レース前に買おうとしたら売り切れだったとか、家のストックが終わっていたとか、だと精神的にも悪影響を及ぼします。
私は大会前のカーボローディングにはモルテンドリンクを使い、レース中はポケットエナジーオレンジ味をメインに使います。
また、本番で使うものは必ず練習で使いましょう。
いろいろなことが盛り沢山な記事になりましたが、一番お伝えしたいのは、◯◯を高めたい(改善したい)と思うなら、漠然とではなく具体的に考えて欲しいということです。
例えば柔軟性を高めたいなら、以下の問いに対する答えを明確にしてみてください。
どの部位の柔軟性を高めたいのか?
それは何のためか?
どのように高めるのか?
答えは詳細であれば詳細なほどやるべきことが明確になってきます。