この週末開催の関東マスターズ陸上選手権大会のページをみると、このような掲載がありました。
陸上用スパイクを持っていない方はそもそも分からないでしょうが、陸上用スパイクのピンにはいくつか種類があります。
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ニードルピン
ナイキ ドラゴンフライや、エアズームヴィクトリーなどに付属しているのは先が尖ったニードルピンです。
使用しているうちに丸くなってきますが、最初は刺さるくらい尖っていました。
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平行ピン
そして、こちらが別途購入した平行ピンです。
尖っていないのでチクっとしません。
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ニードルピン禁止は陸連規則ではない
そもそも、日本陸連の競技規則にニードルピンが禁止という記載はありませんが、競技場管理者がタータンを痛めると言う理由で競技場使用者の利用条件にしている場合があります。大会主催者はその利用条件に従う必要があるので、今回の参加者に向けてその案内を行ったのです。
私が陸上用スパイクを日常的に使うようになってから2年ほどしか経っていないけど、使った感じでは、ニードルピンが平行ピンよりタータンを痛めるってホントなのかな?って思っていました。そのあたりを検索するとこのような記事がありました。
ただ、大会に出場する以上は主催者の決めたルールを守るのが参加者の義務です。
ニューバランスMD-Xは固定ピン
今回困ったのは、今年マスターズ陸上の中距離で使用しているニューバランスMD-X(田中希実選手も使用)は交換できない固定ピンで、ニードルピンのように尖っています。
形状は1枚目画像のエアズームヴィクトリーのニードルピンとほぼ同じです。
昨年のマスターズ陸上で使用していたドラゴンフライ(3、4枚目画像)は並行ピンに交換しているので、MD-Xが使えないなら少々劣化しているけどこちらを使うか、あまり履き込んでいない他のスパイクを使わねばなりませんが、どちらにしてもこの直前のタイミングでは困ったものです。
また、MD-Xはウルプロメンバーや友人にも使用者はいるし、結構使用者が増えているモデルです。私はたまたま大会ページを見て気づいたけど、気づいていない方も少なくないだろうから少なくとも知り合いには伝える必要があります。
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固定ピンはOKの競技場もある
スパイクピンについて調べる中で、同様にニードルピンが禁止になっている皇子山陸上競技場は、以下のような取り扱いになっていることが分かりました。
ピンの取り換えができるスパイクシューズにおいては、二段並行ピンやリバース柱状ピンなどに取り替えなければ使用ができません。一方で、取り替えができないスパイクシューズにおいては、そのままの使用を認める。
主催者が競技場に確認してくれた
そこで、今回の主催者に連絡すると、県総合スポーツセンター陸上競技場に確認していただき以下の回答をいただきました。
「全天候用、9㎜を超えなければよい。」
結果、MD-Xのピンは短い固定ピンなので問題なく使用できることになりました。
参考までに全天候用とはタータンなどオールウェザートラックで使うスパイクピンのことで、それ以外にアンツーカートラック・土トラックで使うスパイクピンがあります。
また、日本陸連競技規則で、スパイクピンの長さは、9mm以内(走高跳・やり投は12mm以内)スパイクピンの数は、11本以内 と定められています。