以前大阪マラソン市民アスリート枠について記事を書きました。
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年齢・性別ごとに基準タイムを設定し、それをクリアしているランナーのみ、抽選前に先着2000人がエントリー出来るというシステムです。
日本で、このように年齢や性別ごとの基準タイムを設定している都市型マラソンは大阪マラソンだけであり、素晴らしい取り組みだと紹介しました。
私は第一回大会を走ってからエントリーもしていませんでしたが、今回エントリーを試みました。
しかし、最近ではあり得ないくらい脆弱なエントリーシステムで呆れました。
大阪マラソンはランネットなどのエントリーサイトは使わずに独自サービスを使っていますが、想定が甘すぎたのか、アクセス集中に全く対応できていなかったのです。
数年前までのランネットでは同じようなことは何度もありましたが、サーバーを強化したため最近では、このようなサーバーダウンのようなことが発生することも忘れていました。
今回、先着2000人ですから、ランネットなどのシステムで行ったなら10分ほどで終了すると思います。
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スタートは正午でしたが、いきなりアクセス集中により繋がりません。と表示がされましたが、最初は仕方がないと思いつつ、何回更新しても全く変わらない。
13時になれば昼休みも終わりアクセスは減るかと思いきやまだ繋がらない。
システムダウンかと思い、エントリーセンターに問い合わせると、少しづつ繋がってはいるがまだ定員にはなっていないとのこと。
たった2000人の枠が1時間経っても処理出来てない状況に呆れながらも、エントリーはどうでもよくなってきました。ただ、どのくらい繋がらないのか状況を見極めたくなってきました。メンバーからエントリー出来たと連絡がきたので、システムダウンではないことは分かりました。
さっきとは少し画面が変わるも繋がらない。
ようやくエントリー画面についたと思ったら締め切りでした・・。
2000人のエントリーに2時間15分かかるというあり得ない状況になりました。
単純計算で10分に148人の処理です・・・。
どれだけの方がエントリーを試みたかは分かりませんが、その少なからぬ方の貴重な時間が無駄になるだけではなく、過大なストレスを与え続けたのです。
エントリー出来る人数より、エントリーしたい人数が多いのだから、全員がエントリー出来ないのは当たり前として、10分ほどで締め切りになったのなら、時間を有効に使えるわけです。
私のクラブには、システム系の仕事をしているメンバーがたくさんいますが、『負荷の見積もりが甘すぎる』『最初の画面がポップアップで立ち上がるなど仕様もすごく悪い。』などグループページにコメントが書かれていました。
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独自システムが悪いわけではありませんが、サーバー増強など対応ができないのであれば、アクセスが集中しない方法でエントリーを行うべきです。
方法はいくらでもあります。
市民アスリート枠を作った目的を考えれば、先着順にするのではなく、基準タイムをクリアしているランナーが一定期間にエントリーし、2000人を超えたら『基準タイム − 選手のタイム』で計算し、基準タイムに余裕のあるランナー順に並べて上位2000人を選べば良いと思います。
これならアクセスは集中しない。また未入金者が多くても、順次繰り下げればよいし、エントリー時に決済登録を条件にして、即時決済しても良いでしょう。
今回は、せっかくのよい取り組みが、台無しになり、少なからぬランナーが大阪マラソンに対して不満を持つ結果となりました。
エントリー出来たメンバーも不満爆発でしたから。。
聞けるなら、システム担当者はどのくらいのアクセスが集中すると見積もっていたのか知りたいです。そして実際にどれだけのアクセスが集中したのか知りたいです。なぜならこの手の話は危機管理、安全管理とも繋がっているからです。
こんなことがあると、ランネットは頑張っていると感じます。
せっかくの取り組みなので、来年以降市民アスリート枠をなくして抽選とチャリティーにするのではなく、対策を考えて欲しいです。
的を得た記事に感服しました。
大阪マラソン主催者になってください!!
チャラけた今どきのマラソンが
スポーツとしてのマラソンに成ると思います。