申告タイムと整列ブロックについて〜古河はなももマラソンの目安〜

3/11に開催される古河はなももマラソンのゼッケン番号が10日ほど前に届きましたが、封を開けてちょっと驚きました。

1400番台後半でCブロックだったのです。

つくばマラソンなどで記録証を出し忘れてCブロックになったという話はFacebook投稿で見かけますが、古河はなももマラソンは公認大会でないので、申告タイムのみでゼッケン番号が決まり、その順にブロック分けされます。

過去2年間の自己ベストなどではなく、申告タイムですから、自分が走れると思うタイムであれば、どのように書いても、それはそのランナーのモラル次第ですから構いません。ただ1500番に近いゼッケンにはかなり驚きました。

ちなみに私の申告タイムを確認したら2時間59分でしたから、それより速いタイムで申告した方が1500人近くいるのです。

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ちなみに今年の別大マラソンのカテゴリー別人数は以下の通りです。(タイムはマラソンタイム)

招待選手 13人

カテゴリー1(2時間30分以内) 90人

カテゴリー2(2時間55分以内) 970人

カテゴリー3(2時間59分59秒以内) 619人

サブ3以内 1692人

 

事務局に確認したら今回Cブロックの最後のランナーはだいたい3時間以内と申告したランナーのようです。A〜Cブロック合わせた人数は1800人とほぼ別大マラソンと同じです。

事務局によると、昨年までと同じ申告タイムを書いたのにブロックが後ろになったという問い合わせが結構入っているようでした。

参考までに教えていただいたことを書きます。だいたいの数値ですが目安になると思います。

今回のブロックはだいたい600人ごとにAからTの20ブロックに分かれています。そしてブロック別の申告タイムはこんな感じだったようです。

Aブロック 2時間15分〜2時間50分 600人

Bブロック 2時間50分〜2時間56分 600人

Cブロック 2時間56分〜3時間00分 600人

そもそも公認大会ではないので、タイムはグロスではなくネットで考えればよいという考えもありますが、ソウル国際マラソンのようにネットタイムしか記録証に出さないとか、公開しないようにならないと中々ネットタイムでsub◯という考えにはならないと思います。

ちなみに昨年の古河はなももマラソンのサブ3は537人で、1800番のタイムは3時間25分13秒でした。

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友人が昨年のロスタイムなど分析したデータを送ってくれたので、内容を確認したところ、2つ気になることがありました。

1つは早いゼッケン番号でほぼロスなくスタートしながらゴールタイムがかなり遅い方が結構多いことです。しかし思うような走りができずに後半失速するのは仕方がないことです。それは5kmごとラップを見れば分かります。気になったのは、ロスタイム数秒でスタートしながら5km通過が28分台なんて方も少なからずいるのです。

マラソン大会で一番事故が多いのはスタート直後です。

東京マラソンスタート直後に転倒事故発生~整列順と準エリートについて~

こちらでも書きましたが、速い順番に並べばスムーズにスタートできます。事故はこのスムーズさが失われた時に発生します。

特に先頭を走るランナーのスタート直後のスピードはキロ3分くらいです。そこにキロ5より遅いランナーがいたら危ないのはランナーなら想像がつくと思います。その遅いランナーを抜くために左右に動いたら、さらに速いランナーが後ろからきて衝突事故が発生し将棋倒しなど重大事故にも繋がります。

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もう一つ気になったのは、ゼッケン番号が1000番近いのにロスタイム2秒とか、1400番台でロスタイム3秒とか、明らかにBブロックやCブロックのランナーがAブロックからスタートしていることです。

それは勝田全国マラソンでスタート直後にBブロック最前列に並んだ私の横にDブロックの方がいたのだからよくある話だとは思います。

自分にできる走りをするだけ〜勝田全国マラソンで復調の兆しは掴んだ〜前編

スタート時に決められた場所に並んでいないのは陸連規則的にはどのような違反になるのかは時間のある時に調べてみますが、古河はなももマラソンは公認大会ではありませんが、大会規則を見ると『日本陸上競技連盟2017年度規則に準ずる』とあります。例えば東京マラソンで本来はBブロックやCブロックのランナーが最前列のエリートランナーの位置に並ぶことは大会スタッフが見ているので現実的にできません。並ぼうとするランナーもいないでしょうが、並ぼうとしたらまず摘み出されます。ただ自分はそこで走る力があるとガンと動かなかったなら多分失格になるでしょう。同じことです。不満ではあってもブロックは守りましょう。

明らかに速いランナーが周りにいるブロックからスタートするとオーバーペースになり、力を出しきれない結果にも繋がります。

ロスタイムについてはかなりバラツキはありますが、昨年の記録を見るとBブロックはだいたい15秒くらいからで、Cブロックは30秒くらいからです。遅刻と思われるランナーを除いて最後尾ランナーでも10分以内ですから1ブロックを30秒で計算すれば目安になると思います。東京マラソンなど都市型マラソンと比べたら明らかにロスタイムは短いので焦らずに行きましょう。

また、申告タイムで明らかに実力以上の速いタイムを書いてしまった方は、自分で申告した以上はせめて3km地点くらいまでは、申告したタイムを達成できるペースで走りましょう。Aブロックなら4’00/kmです。それより遅いと本人だけではなく、周りのランナーにも危険が及びます。マラソンは死亡事故も起こる危険なスポーツであることを認識して走りましょう。

(追記)ブロック別の平均タイムは平均ロスタイムを計算してみました。

2017年古河はなももマラソンブロック別ロスタイム



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