中々2021年大会の要項が発表されなかった大阪国際女子マラソンですが、本日発表されました。
開催日
2021年1月31日(日)12時10分スタ ート
エントリー日
2020年11月16日
開催について
予想はしてましたが、参加資格は従来の準招待選手の基準であるフルマラソン2時間50分以内となりました。

予想の理由は、福岡国際マラソンが100人に絞ったので、同じ日本陸連主催レースの大阪国際女子マラソンも同じくらいの人数になると思ったからです。
今回の参加資格はこちらです。
参加資格
- 2020年度日本陸上競技連盟登録者
- 大会当日満19歳以上の女性競技者
- 2018年1月1日以降、申込期日までに 国内外の公認競技会で登録者として下記の資格タイムをクリア
マラソン : 2時間50分以内
30km : 1時間58分以内
ハーフマラソン : 1時間17分以内
10000m、10km : 35分以内 - (その他)日本陸上競技連盟が推薦する女性競技者
参加料
全員免除
<スポンサーリンク>2020年大会の参加資格
マラソン : 3時間10分以内
30km : 2時間11分以内
ハーフマラソン : 1時間28分以内
10000m、10km : 37分以内
資格期間は1年間延長
また、これまで資格タイムの期間は2年間でした。例えば2020年大会の資格タイムは、2018年1月1日から申込期日(2019.12初旬)までだったので、今年はほぼ大会が開催されなかったことから実質3年間となりました。
2020年参加選手一覧
- 招待選手・ネクストヒロイン
- 準招待選手
- 一般参加選手
エントリー者数は以下の通りです。
招待選手 19名、ネクストヒロイン 7名
準招待選手 54名
一般参加選手 435名
合計 515名
準招待選手までにすると80名
2021年エントリー数予想
2020年は80名でしたが、2021年大会の資格タイムは大阪国際女子マラソンのタイムだと3年分が使えるので資格保有者は増えます。また女子エリート選手にしても海外レースはなく、東京マラソンは秋に延期になり、一部の女子選手に人気のある別大マラソンは開催されないなど、他の大会がほとんどないため、資格タイムをクリアしている選手の多くはエントリーするでしょう。そのため昨年の準招待選手までの80名を大きく超えて120名程度にはなるのではないでしょうか?
<スポンサーリンク>2020年大会結果
2020年大会結果はこちらです。
第39回大阪国際女子マラソン大会 / 競技結果
2022年大会の資格タイム見通し
大阪国際女子マラソンは2015年に3時間15分から3時間13分に切り上がり、その2年後の2017年に3時間10分に切り上がりました。そして2021年は特殊事情ではありますが2時間50分になりました。ただ2022年以降も2時間50分以内のままかと言えば社会情勢が落ち着けばそれはないと思います。しかし2020年の3時間10分に戻るかと言えばそれもないと思います。
実際、コロナ禍がなくても、次回は3時間05分以内とか3時間08分以内にはなるだろうという噂は飛び交っていました。
以前、このような記事を書きました。
一部抜粋します。
・・・切り上がりに泣いたランナーもいるでしょう。非情なことだと思いますが、切り上げの理由は大会を安全にスムーズに運営するためのキャパシティーが問題ですから止むを得ません。2017年に切り上がることが決まったばかりですが、2018年以降も切り上げはあると思います。そのヒントになるのは参加人数です。
2016年のエントリー数は564人 2015年のエントリー数は429人、2014年のエントリー数は529人です。2014年大会で500人を超えたので2分切り上げ、2015年は429人と500人を下回りました。しかし2016年に再び564人と500人を超えたので今回3分の切り上げを図ったのです。
500人を超えたら危ないと思ってください。それもいきなり600人とかになってしまうと5分くらい切り上げする可能性は大きいです。・・・
そして、2020年大会は500人を超えたのですから、切り上がることはほぼ確定だったでしょう。
特に2020年はトップ選手の活躍も凄かったけど、市民ランナーの躍進は凄かったです。2016年のサブ3は81人だったのが2020年は165人と4年間で倍増したのです。当然ながら3時間1桁のランナーも増えています。
2011年 50人
2012年 61人
2013年 70人
2014年 74人
2015年 71人
2016年 81人
2017年 115人
2018年 120人
2019年 102人
2020年 165人
最後になりますが、大阪国際女子マラソン出場を目標に頑張り資格タイムを切り続けてきた選手にとっては残念な結果になりました。個人的には2020年より多少資格タイムは切り上がったとしても2020年と同規模の大会をして欲しかったです。
と言うのも、日本陸連の報告書をベースにこちらの記事を作成しましたが、陸上競技ではほぼ感染しないと言う報告書になっています。大阪国際女子マラソンはロードレースですが参加者数は500人程度と少なく感染リスクは極めて小さいと思われます。
おそらく沿道の応援を気にしているのかと思いますが、そもそも大阪の街中を走るレースですから、大会が開催されなくても一定の人通りはあります。都内でも原宿の竹下通りとかはかなり混雑しています。また沿道の応援と言っても屋外での応援です。沿道が密集状態になるのが困るのであれば、全日本大学駅伝のように応援を自粛ください。とアナウンスすることでかなり減ると思います。日本人はその辺りモラルや協調性があります。
東京マラソンの沿道の応援に推定7万2000人が集まったとテレビを中心に非難していましたが、例年の10分の1以下に減っているのです。そもそも東京マラソンを見に言ったのではなく、ただの通行人もいるでしょう。
今回の縮小開催は残念ではありますが、東京マラソンのように秋に延期する大会や、別大マラソンのように2021年は開催しない大会もあるのだから、まずは開催が決まってよかったと思っています。