マラソン レースマネジメント・イメージトレーニング サブ3の境界線 その4 〜ネガティヴスプリット〜〜

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さて今日は4回目の事例になりますが、ネガティヴスプリットの2例を取り上げます。

ネガティヴスプリットとは、前半ハーフより後半ハーフを速く走ることです。通常は後半に行くほどキツくなるのでネガティヴラップは難しいです。

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私は初めてサブ3をした2011年神戸マラソンはネガティヴラップでしたが、これは中盤までトイレを我慢していたので思うようにスピードが出なかったのが、汗をかいたことで尿意が薄れてきて多少ペースアップをし、最後は夢にまでみたサブスリーをしたいとZONEに入ったようにペースアップできました。

一般にネガティブラップとなる例として、序盤混雑していたり、私のような事例であったりして思うように走れなかった。もしくは実力ある方が実力より遅いタイムで前半ハーフを走って後半は実力通りに普通に走った。というようなケースが多いと感じています。

以前別大マラソンの全参加者のラップを見ても、ネガティブラップは少ないです。

ネガティブラップは狙ってするものではなく、結果的にネガティブラップになったという感じの方が良いと思います。

前半抑えて中盤から徐々に上げていこうという走りをする方もいますが、序盤遅いとそのペースに馴染んでしまい後半も思うように上げにくいでしょう。

もちろん、ハーフを走ったくらいから調子が上がる方もいますから、後半上げる走り方を否定するものではなありませんが、多くのランナーは前半ハーフが後半ハーフより多少速く走った方が良いタイムが出ると思います。

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今回も、前回まで同様、サブ3前後でゴールしました2人のラップを追いかけながら、その時どのような気持ちで走っていたか、身体の状態や精神状態はどうだったかを、緊張するくらい真剣にイメージしてみてください。そして自分ならこのタイミングで踏ん張るとか、踏ん張れないとか考えてみてください。

二人ともハーフをロスを含んで1時間31分台で通過するなど同じようなラップを刻んでいます。

後半も綺麗なラップを刻んでいます。特にパターン2のラップは綺麗にすべて21分台でまとめていますが、サブ3に10秒足りませんでした。パターン1の方の後半の追い込みは凄い物を感じますが、パターン2の方は、もっと行けたのではないかと思うようなラップです。

パターン1
sub3-7

パターン2
sub3-8

ウルトラマラソンではレースマネジメントが非常に重要ですが、フルマラソンでも重要です。何も考えずに走るには42.195kmは長いです。一生懸命練習しているのに、目標タイムに中々届かない方、タイムが停滞している方、仕事が多忙で十分な練習時間が取れないが目標を諦めたくない方、一度ご相談ください。

モヤモヤから抜け出すきっかけのお手伝いができるかもしれません。

また、レースマネジメントセミナー および 10月のウルトラプロジェクト練習会 についてはリンク先をご参照ください。

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