に続き、レース後に感じたことを紹介します。
これでサロマ湖は6回目の完走になりました。過去のタイムはこんな感じです。
- 2017年 8時間54分38秒
- 2016年 9時間22分56秒
- 2015年 8時間26分45秒
- 2014年 9時間25分55秒
- 2013年 8時間53分20秒
- 2012年 8時間56分17秒
平均タイムは、8時間59分58秒
何とか8時間台に戻しました。
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まだ6回の完走ですが、非常に暑く完走率が50%台になったレースもあれば、今年のような冷たい雨のレースなど、サロマ湖ウルトラマラソンは様々な表情を見せてくれます。
また、昨年にように序盤から下痢で苦しんだレースもあります。
気象条件は決してコントロールできませんが、暑さ、寒さを緩和する方法はあります。また毎回ベストコンディションでスタートしたいと思っていますが、体調をコントロールするのも中々難しいことです。
そんな視点で、改めて過去6回のタイムを見ると、ベストとワーストの差は1時間ないのです。これはその時々の気象コンディションや体調に合わせて、走りをコントロールするレースマネジメントができていたからです。
エリートランナーのような走りはできませんが、これが自分の走りだと思っています。
年齢は1歳づつ重ねていきますが、来年は自信を持って自己ベスト更新できるような力をつけていきたいと思います。
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最後に今回のレースで気になったことに少し触れます。
今回、速報ベースですが、100kmの部は3,236人が走り、2,311人が完走し、完走率は71.4%となりました。
これは2000年以降の18年間で見ればだいたい標準的な完走率です。
サロマ湖ウルトラマラソンの過去の完走率と最高気温はほぼ反比例していますが、さすがに終始冷たい雨に降られてしまうと完走率は落ちます。1998年と1999年と同じような状況でしょう。
今回、低体温症で搬送された方や、そこまで行かなくてもレースをやめざるを得なかった方が多数いましたが、その中にはレインウエアを着用するなどの準備が不足していた方も少なからずいたと思います。
ファイントラック+チームウエア+レインウエアを着て、ほぼキロ6よりペースの落ちていない私でも、強風のワッカだけではなく大半は寒いと感じながら走りました。ゴール後にメンバーのフィニッシュを見届けるために、着替えずに立ち止まるとしばらくして一気に震えだしましたが、レインウエアを着ないでずぶ濡れになり、歩き混じりのペースであれば低体温症にならない方がおかしいと思います。低温化で濡れたウエアに肌が触れ続けると体温はどんどん奪われます。
もともと、晴れ予報が冷たい雨になったのなら仕方がないと思いますが、今回はもともと終始雨の天気予報でした。リタイアを余儀なくされたランナーのうち、レインウエアを来ていれば完走できたランナーはたくさんいたと思います。
ウルトラセミナー参加ランナーの結果を集計したところ100kmは37人中30人が完走しました。この81.1%という完走率は、昨年に引き続き大会完走率を10%ほど上回りました。
ウルトラセミナー参加者の半分くらいは初めて100kmを走る方ですから、走ることで身につく経験がない分だけ経験者より、今回のような悪天候のレースは厳しくなります。それでも8割以上の参加者が完走している理由は、悪天候への対応を含めて準備をしっかりしてスタートラインに付いているからです。
今回、初めて100kmを走るウルトラセミナー参加者を対象に、現地セミナーを行い移動中や宿舎で今回の気象条件に対応するための準備などしっかり伝えました。その4人は全員完走しました。(別に紹介します。)
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ウルトラマラソンは、長い距離、長い時間走るレースなのでスタート前の準備で結果は全く違うものになります。
今回悔しい結果になった方は、例えば低体温症になったから仕方がない。で総括を終わらせないで、なぜ低体温症になったのか?どうすれば低体温症にならなかったのか?低体温症にならなければ完走できたのか?など自分自身で振り返ってみてください。低体温症に限らず、腹痛、脚攣りなども同様です。それをしないと同じような失敗を繰り返します。
失敗は、成功のためのチャンスです。生かしていきましょう。
日程は未定ですが、ウルトラセミナーの新たな試みとして、レース前の準備や戦略を掴んでもらうセミナーではなく、サロマ湖に限らず、ウルトラマラソンでリタイアした方や、思うような結果の出なかった方、もしくは結果には満足しているが、トラブルに対処できなかった。など感じている方を対象に、今回の失敗はなぜ起こったのかを一緒に考え、そうならないためにどうしたら良いかを話し合うワークショップ形式のセミナーを私がファシリテーターになって開催しようと思います。1回あたり6人程度にします。
ご興味のある方、Facebookページのメッセージにてご連絡ください。
補給や、自己ベスト続出のウルプロメンバーの走りなどサロマ湖特集はまだまだ続きます。