アスリチューンやアグレッシブデザインのサポートを受けている石川佳彦選手が、12月2-3日に台湾 東呉大学構内で開催された東呉国際ウルトラマラソンで266.938km走り優勝しました。
【リザルト】
- 石川佳彦 266.938km
- 楢木十士郎 261.605km
- RUEL, Stéphane 259.178km
- RADZIKOWSKI, Andrew 245.180km
- RUDOLF, Tamas 241.699km
- LAWSON, Dan 241.205km
この大会は400mトラックで開催されますが、石川選手は667周と半分走ったことになります。
大会について石川選手はこう話しています。
【トラックレースについて】
初のトラックでの24時間走は、普段負担のかからない足の側面に負荷がかかる感じで、トラックで走る恩恵は受けられなかったように思います。早い段階で血豆と爪が内出血してしまい、我慢、我慢の24時間でした。特に12時間前後の夜の時間帯は本当に苦しかったです。最後4時間は1km6分近くかかる場面もあり、反省点の多いレースでした。
【気象コンディションについて】
蒸し暑いのか寒いのかよく分からない気温で風が吹く場面もあり、難しかったです。ただ、毎年東呉に来ている方によれば近年で一番良いコンディションだったそうです。CW-XのロングインナーにTシャツ、ランニングパンツのスタイルで24時間中、着替えはしませんでした。
【補給について】
(銀色のパッケージはポケットエナジーオレンジ味の試作品です。現在は白いパッケージで発売中です。)
アスリチューンをポケットエナジー中心に24時間で25個ほど取りました。他にも準備していましたが、少しチョコを食べたくらいで固形物は一切取っていません。400mに一度補給できるという事もあり、補給に関してのトラブルはありませんでした。
蒸し暑いコンディションで吐いてしまっている選手もいました。アスリチューンはそのような心配はしなくていいので、とても心強いです。
(*石川選手への、アスリチューンのサポートは2016年9月スタートしました。)
【レース展開について】
世界選手権のチームキャプテンの楢木さんが前半から積極的に行かれて、自分は後方待機という形を取りました。1km5分でずっと刻んでいて、12時間を過ぎても落ちず、凄い記録が出るのではないかと思っていました。後方待機とはいえ、自分も12時間の通過が139.4kmで過去最速ペースだったので、先頭は相当速かったと思います。
ただ、14時間を過ぎてから少しペースが落ちだしたように感じたので、勝負に出て、最大11周差あった距離を少しずつ詰め、17時間半でトップに立つ事ができました。残り4時間からはペースを保つのが精一杯でこれまで感じた事のない疲労感に耐え、何とか走り切れました。最後は女子選手にも抜かれるくらいだったので反省点の多い24時間走となりました。
1時間ごと走行距離などレース展開についてはこちらの記事をご参照ください。 東呉国際超馬(24時間走)結果 〜石川佳彦選手優勝〜
全選手の中で毎時10km以上走り続けたのは石川選手のみです。
【東呉国際ウルトラマラソンについて】
学生ボランティアの方たちが大会運営に携わり、すごい盛り上がりを見せる素晴らしい大会でした。声援が途切れる事なく、最後まで走り切れました。声援がなければ、どこかで諦めていたかもしれません。
反省点ばかりのレースでしたが、そのように素晴らしいレースに勝て、とても良い経験ができました。今回の経験を次に生かし、また記録を狙って挑戦を続けます。
【石川選手の24時間走全成績】
2016年12月 神宮外苑24時間チャレンジ 優勝 263.127km
2017年 7月 IAU24時間走世界選手権 優勝 270.870km
2017年12月 東呉国際ウルトラマラソン 優勝 266.938km
2016年 24時間走世界ランキング 1位
2017年 24時間走世界ランキング 1位(2017.12.4現在)