効率よく走るためのウルプロ午後練

午後練開始時には、平日昼間開催の練習会にメンバーは集まるのだろうか?と思いましたが、毎回数人でも続けてきました。

一昨日はお盆休みなど参加しやすい状況ではありましたが、この暑い時間帯に18人のメンバーが参加しました。

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夜の定期練習会とほぼ同数でした。

午後練は夏場の暑い時期を除きトラックをしっかり走ってもらいますが、大きな負荷をかけて心肺機能など鍛えることより、動き作りで掴んだことを定着させることに重点をおいた練習会にしてます。

また、メンバー一人一人が自分と向き合い、どう走れば効率よく走れるのかを真剣に考えてもらってます。イメージしたことを話してもらうのも、より具体的にイメージして欲しいからです。

『あなたはどう走っていますか?』〜フォーム改善は主観と客観の一致から〜 にも書いていますが、

自分はどのようなフォームで走りたいのか?

をイメージすることと合わせて大事なことは、

自分はどう動いているのか?

を客観視することです。

そして、その主観と客観のギャップをどうしたら埋めることができるのかを具体的に考えていくことでフォームは定着していきます。

『あなたはどう走っていますか?』〜フォーム改善は主観と客観の一致から〜

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皆さん多忙な方ばかりですから、1回1回の練習会を大事にしてもらってます。

同じ時間、同じ負荷で走っても、伸びる人は伸びるし、伸びない人は伸びません。

その差はいろいろありますが、私が考えるに最も大きいのは、

練習前に、設定ペースを考えるだけではなく、どのような点を意識するか?この練習は何のために行うのか?など練習内容を明確にしているかどうかです。

合わせて、練習後に、設定ペースで走れたかどうかだけではなく、良かった点、悪かった点、気づいた点、次回気をつける点など振り返ることです。

これをするかどうかで1回でも差がつきますが、回数を重ねると大きな差になります。

これは、練習開始時にメンバー全員に名前と、今回の練習で意識することを発表してもらっている場面です。

発表するわけですから、仮に明確にしていなかった方も、発表することを短時間で考えを整理して話すでしょうし、来る途中の電車の中で考えてる人もいるでしょう。

前回の気付きを読み返したり、前回の動画をチェックする方もいるでしょう。

そこまで準備してからスタートする練習と、なんとなくスタートする練習のどちらが効果あると思いますか?

また、他のメンバー取り組みも整理された言葉で聞けるので参考になります。

そして自分では整理できていると思っても、口に出して話すと伝わりにくいこと、表現が難しいことに気づくこともあります。それを伝わるように表現しようと頑張ることで、さらに思考は明確になってきます。

これらにより「自分はどう動いているのか?」をよりイメージしやすくなります。

真剣に自分と向き合うことで、普段なら気付かない他のメンバーの言葉の中に秘められたヒントにハッとすることもあります。

それまでなんとなく分かっていたけど、うまく動きに繋がらないことが、その瞬間に、一気に分かることもあるのです。

考えるだけではなく、視覚、聴覚、触覚を動員して注意深く観察して、違いを体感することが出来たら、何が違うのかをまた考える。それらをウルプロメンバーは繰り返しています。

水曜日は、日陰で行った動き作りで60分以上使い、そのあと400mを2本走ってもらいフォームの違いを確認してもらいました。

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走りたりないメンバーのために、その後、自主練として代々木公園のクロカンコースを1周してきました。

今回は練習後にメンバー専用ページにこのようなコメントをしてもらいました。

振り返りは以下の項目について、動き作りで気付いた点などコメントください。

1.腕振りについて
2.接地感を高めるジャンプ
3.ゴムチューブを使った動き
4.トラックを走ってみて、いつもとどう違ったか?
5.当面どこを一番意識するか?

その問いに対してほとんどのメンバーが回答してくれますが、こちらはサブ4を目指しているMさんのコメントです。

1.腕振りについて

意識をすれば、苦手の左腕も含めてしっかり振ることができるが、ピッチが上がったり疲れてくると、腕の振りがついていかないことがあるので、ピッチが上がっても振れるように意識していきたい。

2.接地感を高めるジャンプ

普段、着地の瞬間について意識がなかったので、それへの意識付けとなった。沈みこんでからのジャンプは思った以上に負荷がかかることを認識できた。

3.ゴムチューブを使った動き

これまで前傾を意識して走ると、お尻だけが後ろに飛び出ている感じがしていたが、ゴムチューブを使って走ると、体の軸が一本になった前傾姿勢が作れることがわかった。その姿勢がとれると、着地が後ろになって、うまく踏み込むことができ、推進力につながることが感じられた。

4.トラックを走ってみて、いつもとどう違ったか?

ゴムチューブの意識で走った結果、体感的にはスピードを出している意識がないものの、うまくスピードに乗れていたようで、1’40”-1’43″と、いつもからは考えられないスピードで走れていた。ただ、1の腕振りで感じたように、スピードに腕振りがついていけず、全身を効率的に使った運動にはまだなり得ていないので、1つ1つ意識を継続していきたい。

5.当面どこを一番意識するか?

・腕振り
・前傾姿勢と後ろ(体の下での着地)

 

この振り返りは動画を見て書いてもらっています。動画を見ると自分のイメージと違ってガックリくることもありますが、その時はどこが違うのか考えてもらっています。

練習前に目的意識を明確にし、練習で気づいたことをしっかり振り返っていくことで、明らかに走りは変わっていきます。

練習会後にはアスリチューン・スピードキュアを凍らせてきたものを提供しました。溶けてはいますが保冷剤を入れてるから冷たく飲めます。

なぜスピードキュアを提供するか?冷たくして提供するか?

それはメンバーに素早いリカバリーをして欲しいからです。

ウルプロ練習会日程はこちらです。参加ご希望の方はFacebookページのメッセージにてお問い合わせください。



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