本日のびわ湖毎日マラソンをもって、2017年8月4日にロンドンで開催される、2017年世界陸上競技選手権大会の男子マラソン代表選考レースが終了しました。
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代表選考に関しては昨年選考要項を読んでこんな風にまとめました。
世界陸上競技選手権大会(2017/ロンドン)マラソン代表選手選考要項について
結局選考レースで派遣設定記録の2時間07分00秒を記録し即時内定した選手はいませんでした。
即時内定条件は
福岡国際マラソン、東京マラソン、びわ湖毎日マラソンで日本人 1 位の成績を収め、2016 年 1 月 1 日から全ての選考競技会が 終了するまでに、派遣設定記録(2時間07分00秒)を満たした競技者。です。
即時内定選手がいなかったので、以下のように決まります。
福岡国際マラソン、東京マラソン、びわ湖毎日マラソンで日本人 3 位以内、別府大分毎日マラソンで日本人 1 位の競技者の中で、各選考競技会での記録、順位、レース展開、タイム差、気象条件等を総合的に勘案し、本大会で活躍が期待されると評価された競技者。を、編成方針及び選考基準に則り、強化委員会にて選考原案を作成し、 選考委員会で選考し、理事会において決定する。
とあります。
そこで代表選考に残った10人を調べてみました。
【福岡国際マラソン】2016年12月4日
- 2:08:48 イエマネ ツェガエ
- 2:08:57 パトリック マカウ
- 2:09:11 川内 優輝
- 2:10:40 園田 隼
- 2:10:48 アマヌエル メセル
- 2:10:53 ヘンリク ゾスト
- 2:10:55 リード クールセット
- 2:11:39 ドミトロ バラノフスキー
- 2:11:57 ヤレド アスメロン
- 2:12:19 前田 和浩
【別府大分毎日マラソン】2017年2月5日
- 2:09:32 中本 健太郎
【東京マラソン】2017年2月26日
- 2:03:58 ウィルソン・キプサング
- 2:05:51 ギデオン・キプケテル
- 2:06:25 ディクソン・チュンバ
- 2:06:42 エバンス・チェベト
- 2:07:39 アルフェルス・ラガト
- 2:08:10 バーナード・キピエゴ
- 2:08:14 ヨハネス・ゲブレゲルギシュ
- 2:08:22 井上 大仁
- 2:08:45 ツェガエ・ケベデ
- 2:09:12 山本 浩之
- 2:09:27 設楽 悠太
【びわ湖毎日マラソン】2017年3月5日
- 2:09:06 エゼキエル・キプトー・チェビー
- 2:09:15 ビンセント・キプルト
- 2:09:59 ムニョ・ソロモン・ムタイ
- 2:10:10 佐々木 悟
- 2:11:04 松村 康平
- 2:11:05 石川 末廣
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どのような選考になるかは分かりませんが、いくつかの指標で比べてみます。
1.タイム順
コースや気象条件などが違いますが一番シンプルです。
- 2:08:22 井上 大仁 東京
- 2:09:11 川内 優輝 福岡
- 2:09:12 山本 浩之 東京
- 2:09:27 設楽 悠太 東京
- 2:09:32 中本 健太郎 別大
- 2:10:10 佐々木 悟 びわ湖
- 2:10:40 園田 隼 福岡
- 2:11:04 松村 康平 びわ湖
- 2:11:05 石川 末廣 びわ湖
- 2:12:19 前田 和浩 福岡
2.日本人1位のタイム順
そのレースに出た日本人選手のレベルにもよりますが、これも妥当な決め方だと思います。
- 2:08:22 井上 大仁 東京
- 2:09:11 川内 優輝 福岡
- 2:09:32 中本 健太郎 別大
- 2:10:10 佐々木 悟 びわ湖
この決め方の場合、びわ湖優勝の佐々木選手と、別大優勝の中本選手のどちらを選ぶかが難しいと思います。選考要項を見ても別大は準選考レースのような位置付けになっているからです。しかしびわ湖の佐々木は2時間10分を超えているので厳しいでしょう。
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3.個人的には
どのような選考方法でも、井上選手が外れることはないでしょう。
あと2つのイスをどうするか?の議論になると思いますが、2時間10分を超えた選手はまずダメでしょう。
となると以下4人になります。
2:09:11 川内 優輝 福岡
2:09:12 山本 浩之 東京
2:09:27 設楽 悠太 東京
2:09:32 中本 健太郎 別大
設楽選手が山本選手に抜かれないで東京マラソン日本人2位であれば、井上、川内、設楽ですんなり決まったと思います。
ただ、東京マラソンでのケニア勢の走りは圧巻でしたが、2時間8分台、9分台では世界陸上でメダルはおろか、入賞も厳しいのが現実だと思います。それは陸連関係者も、テレビや沿道で見ていた自民ランナーも認識は変わらないと思います。
現在はそれくらい大きな差があるとしても、2020年東京オリンピックまではまだ3年以上あります。そのために少しでもケニア勢に近づくための視点で選ぶなら、こんな選考があっても良いと思います。
2:08:22 井上 大仁 東京 日本人1位
2:09:11 川内 優輝 福岡 日本人1位
2:09:27 設楽 悠太 東京 日本人3位
東京マラソン日本人2位の山本選手ではなく、その山本選手に抜かれた設楽選手を選ぶのは反対意見も大きいと思いますが、世界記録更新ペースに恐れることなく突っ込み、そこから粘って2時間09分台にまとめた設楽選手のこれからの伸びに期待したくなります。
また、設楽選手が選ばれることで、外国人選手と勝負をしないで無難に日本人1位を狙いに行くような走りをしないで果敢に勝負してタイムを狙っていく選手が増えてくると思います。
参考までに東京マラソンの山本選手と設楽選手の10キロごとラップは以下の通りです。
山本 浩之 30:05-30:11-30:34-31:27-06:52
設楽 悠太 29:12-29:22-30:49-32:27-07:37
無難なのは、選考レース日本人1位のタイム順だと思いますが、選考要項にある『本大会で活躍が期待されると評価された競技者』で選出するのであれば、上記3人が選出されるのもアリだと思います。
日本陸連の尾縣専務理事はインタビューで
いろいろ総合的に判断し、と言いつつも、若手に期待している。
と答えていましたから可能性はあるような気がします。
- 2:08:22 井上 大仁 東京 1993年1月6日生 24歳
- 2:09:11 川内 優輝 福岡 1987年3月5日生 30歳
- 2:09:12 山本 浩之 東京 1986年4月30日生 30歳
- 2:09:27 設楽 悠太 東京 1991年12月18日生 25歳
- 2:09:32 中本 健太郎 別大 1982年12月7日生 34歳
別大の中本をはずのはあり得ない。
1位の価値を認めないのは、選考が
恣意的になり、フェアーじゃないよね!