日差しの強い時間帯でも走れないことはないけど、疲労が蓄積するので最近は日中走りません。夕方も気温は下がらないけど日差しがないだけで疲労感はまるで変わります。
昨日は錦糸町駅が最寄りのケッズすみだに行ってきました。肩周りの治療がメインですが、併設の低酸素トレーニングルーム「ハイアルチリカバリー」を利用してきました。
都内に低酸素トレーニングルーム(高地トレーニングルーム)は増えてきたのも、それだけニーズが高まってきたからでしょう。
低酸素トレーニングの効果とメカニズムについては以前書いているので合わせてお読みください。
さて、この時期ならではのハイアルチリカバリーを使う意味はいろいろあります。
- エアコンが効いている。
- 低酸素ルームなので高地トレーニングと同様の効果を狙える。
- 感染防止策として一人で使える。
- 突然の雨や強風・雷など関係ない。
- 合わせてスポーツマッサージや鍼治療もできる。
- 自走式トレッドミルなのでフォーム作りにオススメ。
最後に書いた自走式トレッドミルがフォーム作りに良い理由を簡単に書きます。
それは通常のトレッドミルはローラーが電力で回り続けますが、自走式トレッドミルは自分でローラーを回さねばなりません。
ローラーを回すために何が必要かといえば、体重移動を行い軸足にしっかり乗ることです。この動きは通常のランニングでも同様です。電動式ならこの動作が不十分でも上に跳ねていれば走れてしまうので、ここが大きな違いです。
自走式トレッドミルを使ったことがない方は多いでしょうが、周りから「後傾している」「腰が落ちてる」と言われている方は是非試してみてください。
今回はあえて後傾したり腰を落としたフォームを撮影しました。
中々難しいのですが、最大限後傾してみました。このようなフォームの方結構います。
後傾してる方が、前傾しようとすると下のようなフォームになったりします。特に後傾してる方が登り坂になるとこのようなフォームになりやすい。
腰が落ち骨盤が後傾したフォームです。
自走式トレッドミルはこのどちらのフォームでもスピードは出せません。この時は時速9kmくらいでした。
この時の出力(力の入れ具合)を変えないまま、お腹を伸ばした上で少し重心を前に移動しました。
出力は変えてないのに時速9kmだったのが、時速11kmに上がりました。理由は簡単でローラーに力が伝わるようになったからです。これって通常のランニングでも同じことです。そのことに気づくためだけでも自走式トレッドミルで走ってみる意味はあります。
そして、身体の軸が整えば、接地時にしっかり体重を乗せて、そして左右の切り替えをしていけばスピードは上がります。
この時は、ショートインターバル時の身体の動きを再現しました。
左右の脚の切り替えを速くすると自然とスピードは上がりますが、地面を強く蹴る意識はなく、頭の位置はほとんど変わってません。走っていても目線が変わらず自転車に乗ってるような感覚でした。
<スポンサーリンク>腰が落ちたフォームだと骨盤が後傾しますが、骨盤が後傾すると骨盤の動きがロックされてしまいストライドが伸びません。その状態で無理にストライドを伸ばそうとすると膝下を前に振り出すフォームになります。結果、接地位置が前になり、沈み込みやすくなります。そうなると腰を上げようとしても上がりません。これでは脚の筋力を多用しないと前に進みません。
低酸素トレーニングルーム内で動画撮影もできるので、自分自身の走りを客観視する良い機会になると思います。どのような練習をするかのアプローチは様々ですが、自分自身のフォームに課題を感じているなら暑い時期に無理に距離を走ろうとしないでフォーム改善してみてください。
ハイアルチリカバリーは予約制です。詳細はこちらをご参照ください。